乳酸菌の効果
2017-08-22 16:51:00

乳酸菌がオーラルヘルスに果たす役割と福岡歯科大学の研究成果

乳酸菌がオーラルヘルスに与える影響とは


近年、ヘルスケアの分野において乳酸菌の重要性が際立ってきています。わかもと製薬は、独自に開発した生きた乳酸菌を含む商品ラインを展開し、口腔の健康を保つことを目指しています。その一環として、福岡歯科大学と共同で行われた疫学調査が注目されています。特に高齢者を対象としたこの調査は、従来のものとは異なり、一般的な健康成人に焦点を当てています。

乳酸菌とプロバイオティクスの関係


乳酸菌は腸内環境の改善に寄与することが広く知られており、特にヨーグルト製品にその効果が見られます。しかし、最近の研究では、乳酸菌が口腔内の健康にも良い影響を与えることが明らかになってきました。この「プロバイオティクス」は、腸だけでなく口腔内の細菌バランスを整える役割を果たします。これにより、虫歯や歯周病の予防が期待されるのです。

福岡歯科大学の疫学調査の詳細


福岡歯科大学は、2016年から2017年にかけて62歳から79歳の健康成人30人を対象に、乳酸菌が口腔内の細菌叢に与える影響を調査しました。この調査は、独自のプラセボ対照交差二重盲検比較試験方法を用いており、試験薬とプラセボの効果を公平に評価することが可能です。具体的には、口臭やプラーク量、歯周ポケットの状態などを測定し、現在解析待ちの状態です。研究者たちはこの結果に大きな期待を寄せています。

研究結果への期待


過去10年間、福岡歯科大学の廣藤卓雄教授は乳酸菌による口腔内への効果を探求し、多くの成果を上げてきました。特に、乳酸菌WB2000を含む薬用歯みがき剤を用いた試験では、唾液分泌量の改善やプラークの付着抑制が確認されています。これにより、普段の口腔ケアに乳酸菌を取り入れる重要性が示唆されており、今後のさらなる研究が待たれます。

商品紹介


わかもと製薬からは、生きたWB2000乳酸菌を配合した薬用歯みがき『アバンビーズ』が発売中で、ミントのフレーバーが楽しめる2種類(レギュラーミント味、ストロングミント味)があります。また、WB21乳酸菌と茶カテキンを用いたオーラルタブレット『アバンビーズオーラルタブレット』も、虫歯や口臭対策に効果的です。

まとめ


乳酸菌がオーラルヘルスに与える影響についての研究が進む中、福岡歯科大学とわかもと製薬の取り組みは注目されています。将来的には、乳酸菌を利用した新しいオーラルケア製品が登場する可能性が高まり、現在の口腔ケアの常識が変わるかもしれません。私たちの健康を支える新たな知見に、今後も注目が集まります。

会社情報

会社名
わかもと製薬株式会社
住所
東京都中央区日本橋本町2-2-2
電話番号

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