恐怖の動物たちが描く、背筋も凍る奇妙な物語集『獣怖』の魅力

恐怖に満ちた新刊『獣怖』の全貌

2025年3月1日、竹書房から発売される新刊『獣怖～動物たちが織成す狂氣の物語～』は、著者の村田らむが描く狂気の物語が収められた一冊です。これまで様々な人間の恐怖を取材してきた村田が、新たに目を向けたのは我々の生活に密接に関わる動物たちであり、その存在がもたらす恐怖の形です。

背景とPURPOSE

村田らむは1972年に愛知県名古屋市に生まれたライター、漫画家、イラストレーター、カメラマンとして活躍しており、特に青木ヶ原樹海についての取材を重ねてきた経歴があります。彼の作品には常に人間存在の陰と光が描かれており、今回の『獣怖』でもそのテーマは変わらず、動物たちがシンプルで平和な日常をどう脅かすかが織り込まれています。

本書では、動物たちが豹変し、狂気に満ちた振る舞いを見せることで、読者の心に恐怖を植え付けます。たとえば、樹海に棲みつくクマや、道に落ちている死骸、廃墟に現れる不気味なキメラ、さらにはペットショップで繰り広げられる凶悪な事件など、予想を超えるゾッとする物語が展開されます。

目を引くエピソード

『獣怖』の魅力の一つは、さまざまな著名人から寄せられた体験談が収められている点です。たとえば、島田秀平や丸山ゴンザレスといった名の知れた人物たちが、それぞれの視点から語る動物たちとの遭遇は、より一層の恐怖を感じさせるものとなっています。これにより、単独の物語として成立するだけでなく、様々な観点からの恐怖の解釈が加わり、読者を飽きさせない内容に仕上がっています。

また、発売を記念したイベントも開催され、3月31日には横浜ネイキッドロフトにて『人怖ナイト～人と獣の怖すぎる話～』が実施されます。このイベントでは、書籍に掲載されていない取材時の貴重な写真が公開される予定で、多くのファンが参加することが予想されています。

購入情報

『獣怖』の価格は1,760円（税込）で、一般書店やオンラインショップを通じて購入可能です。発売日に手に入れられた際には、日常生活の中での動物の存在が変わって見えることでしょう。

まとめ

村田らむが贈る『獣怖』は、動物たちの恐怖に満ちた側面を描いた新しい形のホラー作品であり、背筋が凍るような瞬間を存分に味わえる一冊です。恐怖の物語に興味がある方、または日常の裏に潜む恐怖を探求したい方は、ぜひこの新刊を手に取ってみてください。そして、イベントにも参加し、さらなる恐怖の深淵を覗いてみるのも良いかもしれません。