鹿児島の海の魅力、若者の手が作る新メニューでPR
鹿児島から新たな風が吹き込んできました。それは、地元高校生たちが知恵とアイデアを絞り出し、鹿児島の美しい海にインスパイアされたメニューを考案した「海のごちそう開発プロジェクト」です。この取り組みは、鹿児島の豊かな海洋資源を次世代へ引き継ぐため、そして地域を今以上に盛り上げるために行われました。
プロジェクトの背景
一般社団法人「海と日本 PROJECT in 鹿児島」が主催するこのプロジェクトは、鹿児島県の漁港で獲れる多くの魚介類の消費が低迷していることからスタートしました。実際、鹿児島県の魚介類消費量はワースト4位。豊富な海の幸があるにも関わらず、地元の人々がそれを楽しむことができていないという現実があるのです。
このプロジェクトでは、県内の高校生たちが魚に関する学びを深めることを目的とし、魚類市場での競り見学や調理実習を通じて、自らが商品を開発するプログラムが組まれました。それぞれの高校が独自のメニューを考案し、2月21日(土)・22日(日)に開催された「MBCてゲてゲハイスクールフェスティバル」ではそれらを実際に販売しました。
各高校の特色あるメニュー
高校生たちが開発したメニューの中で特に注目すべきものをいくつか紹介します。
- - DSサンド featチリソース(鹿児島城西高等学校1年)
特産のソデイカを用い、食べやすいサンドイッチとお好み焼きのコラボ。ピリ辛自家製ソースが絶妙なアクセントとなっており、イカの食感も楽しめる一品です。
冬が旬の鰤を使った春巻きで、外はパリッと中はジューシーに仕上げられています。さっぱり感を持たせるために大葉も使われており、和と中華の見事なコラボです。
手軽に楽しめるおかず鯛焼きで、麻婆味の鯛が特徴。可愛らしい形に仕上げ、食欲をそそります。
深海魚のオオヒメを使用したサンドで、自家製ケチャップとエッグサラダを挟みます。柔らかい食感が魅力です。
あまり市場に出回らない未利用魚「アイゴ」を活用したリゾット。トマトの酸味が独特の臭みを和らげ、上品な味わいに仕上がっています。
これらのメニューは、高校生たちの熱意と努力の賜物であり、地元食材の魅力を広める大きな役割を果たしました。
フェスティバルでの盛況
「MBCてゲてゲハイスクールフェスティバル」は、2日間で約12,000人の来場者を数え、高校生たちが販売した商品は326個を超える人気を誇りました。晴れ渡る初日には、多くの観光客や家族連れが集まり、販売開始から4時間で完売するという嬉しい誤算もありました。客からの質問に対して、高校生たちはワークショップで学んだことを自らの言葉で伝え、地域の魚への理解を深めました。
続く2日目は天候が崩れたものの、高校生たちは積極的に声をかけ販売を続け、完売を果たしました。この経験を通じての学びは、地元の魚を食べることが漁業支援につながるという実感をもたらしました。
参加者の思い
参加した高校生たちは、自分たちが開発した料理の美味しさに実感があったと語り、魚の魅力をより多くの人に知ってもらいたいという熱意を見せていました。「魚をもっと食べてほしい」という思いが彼らの活動の原動力となり、地域への貢献につながりました。
結論
「海のごちそう開発プロジェクト」は、鹿児島の海の魅力を若者自身が学び、発信することで、地域の未来を切り拓く重要な取り組みです。これからも、多くの人々に地元の海の恵みを届け続けるために、若者たちが立ち上がり続ける姿に期待しましょう。