新製品ClaioBOX登場
2014-06-02 10:06:49
新たな医療システム『ClaioBOX』の登場 複雑なデータ管理を簡素化
『新たな医療システム『ClaioBOX』の登場』
医療分野におけるデータ管理が進化を遂げています。この度、株式会社ピーエスシーが新たに発売した『ClaioBOX』は、医療機関の運営を効率化するために設計されたシステムです。従来の医療用データマネジメントシステム『Claio』をベースにしており、特に小規模な診療所や病院でも使いやすさを追求しています。
Claioの進化系、ClaioBOXとは
『Claio』は、国公立大学病院を含む多くの医療機関で導入されている統合ファイリングシステムです。しかし、その導入には専門的な知識と手間が必要であったため、利用可能な医療機関が限られていました。そこで、『ClaioBOX』は「より多くの医療機関に、よりお求めやすい価格で」をコンセプトに設計されています。これによって、医療システムに関する技術的なハードルが下がり、広く普及することが期待されています。
簡単な操作性を実現
新しいシステムは、特に容易な操作性に焦点を当てています。患者情報を連携させるアプリケーション『P-Launcher/BCR』が導入されているため、現在使用中の電子カルテやレセプトコンピューターとの接続が簡単に実現します。特別なテクニカルサポートやコストをかける必要がなく、これにより多くの医療機器のディーラーが取扱うことが可能になります。
短期間での導入と安心のサポート
『ClaioBOX』は小型のワークステーションにプリインストールされています。これにより、セットアップはすでに完了しており、医療機関は短期間でシステムを導入できます。さらに、データのバックアップ機能やUPS(無停電電源装置)といった安心の設備も標準装備されており、医療データの安全性も確保されています。
実用性の向上
診療現場では、超音波診断装置や内視鏡など様々な検査機器と連携することが可能で、患者の基本情報と検査データを自動で紐付けることができます。また、電子カルテと連動した検査データの閲覧や分析も可能で、高度なインフォームド・コンセントを支援します。これまで実現が難しかった機能を完備し、医療現場のニーズに応えています。
市場投入と販売計画
『ClaioBOX』は2014年7月からの販売開始となり、販売価格は100万円から設定されています。今後5年間で10,000セットの販売を目指しており、小規模医療機関の約1割のシェアを見込んでいます。流通経路には同社代理店や医療機器、OA機器のディーラーが含まれています。
会社の背景
株式会社ピーエスシーは1985年に設立され、医療システム事業を中心に展開しています。本社は愛媛県松山市に位置し、証券コードは3649(JASDAQ)です。彼らの専門知識と技術力が、新しい『ClaioBOX』の開発につながっています。
このように、医療現場におけるデータ管理が革新され、より多くの医療機関にとって利用しやすい環境が整えられていくことは、医療サービスの向上につながるでしょう。『ClaioBOX』はその一翼を担う重要な存在となりそうです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ファインデックス
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル26F
- 電話番号
-
03-6271-8958