赤坂インターシティAIRがLEED認証最高ランクPlatinumを取得
東京都港区に位置する『赤坂インターシティAIR』が、米国グリーンビルディング協会の認証制度「LEED®」の既存ビル対象認証で最高ランクのプラチナ認証を獲得しました。このニュースは、持続可能な建物運営に向けた新たな一歩として、業界で大きな注目を集めています。
LEED認証とは
LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)は、環境に考慮した建物や都市の設計・運営を評価する国際的な認証制度であり、米国グリーンビルディング協会が開発したものです。特に、LEED O+M: Existing Buildingsは既存の建物がどのように運用されているのか、その性能を評価するためのガイドラインを提供しています。
LEED O+Mの評価カテゴリー
この認証は、以下の主要なカテゴリーに基づいて評価されます。
- - 立地と交通: 公共交通機関へのアクセスや自転車利用の促進など。
- - 持続可能な敷地: 緑地の保全や敷地管理。
- - 水の効率的利用: 節水設備の導入や水使用量の管理。
- - エネルギーと大気: エネルギー効率、再生可能エネルギーの採用。
- - 材料と資源: 廃棄物の削減、リサイクルの促進。
- - 室内環境品質: 換気、空気質、照明などの快適性。
赤坂インターシティAIRの特長
『赤坂インターシティAIR』は、「働く人、住む人、訪れる人が安心して快適に過ごせる街づくり」をコンセプトとし、環境負荷を低減するための様々な取り組みが実施されています。
高効率な機器を使用し、エネルギー管理体制を最高水準で構築。再生可能エネルギー由来の電力や、再生水の利用を行い、環境性能を高めています。また、緑化率が50%を超える広大な緑地を設置し、地域に開かれた憩いの空間を創出し、都心におけるクールスポットとしています。
地域への配慮とコミュニティとの連携
このビルは、周辺街区との調和を大切にした都市環境デザインを目指しています。環境負荷を軽減するためのヒートアイランド現象の抑制や雨水管理の取り組みも評価されています。これにより、地域住民との連携を強化し、共に成長する街を構築しています。
施設概要
- - 名称: 赤坂インターシティAIR
- - 所在地: 東京都港区赤坂1丁目8番1号
- - 主要用途: 事務所、共同住宅、会議施設、店舗
- - 敷地面積: 16,088.32㎡
- - 延床面積: 178,328.01㎡
- - 最高高さ: 205.08m
- - 構造: 鉄骨造、鉄筋コンクリート造
- - 規模: 地上38階、地下3階、搭屋1階
まとめ
赤坂インターシティAIRがLEED認証のプラチナランクを取得したことで、持続可能なビルづくりや環境に対する意識が高まることが期待されます。この成功は、他のビルや企業にとっても大きな励みとなることでしょう。