高崎山に誕生した赤ちゃんザル「バンパク」
2024年の春、待望の高崎山第1号赤ちゃんザル「バンパク」が誕生しました。高崎山自然動物園では毎年、多くの赤ちゃんザルが生まれ、育てられていますが、特にその年の初めての赤ちゃんザルには、名前を公募しています。ことしも例外ではなく、3月15日からの名前の募集に2,467件もの応募が寄せられました。その中から選ばれたのが「バンパク」という名前で、これは大阪で開催されている関西万博にちなんで名付けられました。得票数106票を集めたこの名前は、親しみやすい響きが特徴です。
「バンパク」の概要と背景
バンパクはメスであり、母親は「コンビニ」という名前の10歳のザルです。バンパクは第2子にあたる赤ちゃんザルで、母ザルと一緒にサル寄せ場に滞在します。彼女たちの姿は、午前9時から午後1時まで観察することができます。バンパクの誕生は、多くの訪問者を魅了し、かわいらしい姿を見せています。
高崎山の魅力
高崎山自然動物園は、近郊にも関わらず、野生のニホンザルが生息している特別な場所です。昭和28年には天然記念物に指定されました。この動物園は、サルの生態や自然環境を身近に感じながら、楽しむことができる場所でもあります。
毎年、出産シーズンには約150頭の赤ちゃんザルが誕生し、訪れた人々を楽しませています。動物園では、野生のサルに餌付けを行っており、2つの群れが交替で現れるサル寄せ場は、にぎやかな光景が広がります。スタッフによる解説もあり、来場者は一頭一頭の特徴を理解し、愛着をもって観察できるのが魅力です。
施設情報と入園料金
高崎山自然動物園の開園時間は午前9時から午後5時まで、最終入園は午後4時30分となっています。入園料金は、大人520円、高校生520円、小・中学生260円、小学生未満は無料です。また、大分市内の小・中学生は名札や生徒手帳を持参すれば無料で入園できます。
さらに、1,000円で購入できる年間パスポートも好評で、利用者にはオリジナルのスマートボールペンがプレゼントされます。これは、何度でもお得に動物園を訪れることができる特典です。
心温まる体験を
高崎山では、赤ちゃんザルだけでなく、様々なニホンザルたちの生態を観察することができます。サルの子育てや群れの動きを間近で見ることができ、訪問者にとっても特別な体験になることでしょう。「バンパク」の成長を見守るためにも、ぜひ高崎山自然動物園へ足を運んでみてください。家族連れやカップルにとって、心温まるひとときを過ごすのに最適な場所です。
高崎山自然動物園の住所は、大分市神崎3098-1です。訪れる際は、事前に出発時間に気を付けて、1日を楽しんでいただきたいと思います。皆様の来園をお待ちしております。