子どもの外遊び離れに対する新たな取り組み
近年、子どもたちの外遊び離れが懸念される中で、NPO法人親子育は新しい試み「アスレパーク」を実施することが決まりました。このイベントは、幼児教育や運動指導の専門家が監修し、親子で楽しめる室内遊びの場を提供します。12月からスタートするこの取り組みは、地域の子育て支援を純粋に考えたものです。
外遊びが減少する背景
最近、全国の公園では「ボール遊び禁止」や「大声禁止」のルールが増え、それに伴い子どもたちの遊び場が制限されています。また、核家族化や高齢化が進む中で、地域での交流も減少しており、外での運動機会が減る一因ともなっています。さらに、異常気象や騒音問題も重なり、子どもたちはなかなか外で遊ぶ環境を見つけることが難しいのが現実です。
アスレパークの特徴
こうした背景を踏まえて、アスレパークでは、親子育が監修する自由度の高い組換式遊具「巧技台®」を活用します。これにより、自主性や自己肯定感を伸ばしながら、子どもが楽しく運動できる環境を提供します。この遊具は、全国の保育施設にも導入されており、創業60年以上のオオニシ体育株式会社が開発しました。
アスレパークでは、基礎運動能力や自発性、社会性を育むために、ボールを使った運動と遊具を組み合わせた新しい体験が待っています。安全な環境の中で、移動能力やバランス能力、手の動かし方など、様々な運動能力を養うことができるのです。
専門家が指導
この事業は、宇都宮共和大学の名誉教授である日吉佳代子氏と、運動指導の専門家である福士唯男氏が監修・指導を行います。日吉氏は、50年にわたって幼児教育に携わってきたエキスパートであり、福士氏はスポーツマンシップの重要性を説く指導者です。彼らの知見をもとに、子育てに役立つ座談会も予定しており、親たちと知識を共有していきます。
イベントの詳細
アスレパークは、長野県での実施が決定しているほか、東京都内での開催も計画されています。詳細は次の通りです:
- - 開催日:2024年12月15日、2025年1月19日、2月9日
- - 時間:10:15~11:30(開場10:00)
- - 会場:松本市寿台体育館(12月)、塩尻市総合文化センター(1月)
- - 内容:巧技台を用いた運動体験会、親子のための座談会
- - 主催:NPO法人親子育
- - 協力:オオニシ体育株式会社
まとめ
アスレパークは、子どもたちが自主的に遊びながら運動能力を伸ばし、保護者が子育ての知恵を学び合う場です。遊びは自己表現の場であり、自由に楽しむことが自己実現へと繋がります。子どもたちが豊かな遊びを通じて成長するための素晴らしい機会となることでしょう。ぜひ親子で参加してみてください。