品川区、ふるさと納税に新たなゲーム機を追加
品川区が8月の初めに、ふるさと納税の返礼品ラインナップに新たなゲーム機を追加したことが発表されました。今回の追加は、地域の企業であるセガサミーグループの製品を特色としたもので、競技用パチスロ機とダーツ関連アイテムが選ばれました。
競技用パチスロ機「超ディスクアップ2」
まず注目されるのは、サミー株式会社が開発した「競技専用機超ディスクアップ2」です。このパチスロ機は、品川区の本社で開発されており、寄附額は99万9,999円。特にこの機種は、スロットプレイヤー向けに特化されており、そのデザインは品川区ふるさと納税のためにカスタマイズされています。
本機は「腕ひとつで魅せる」がテーマで、真剣勝負を挑むスロッターたちのために設計されています。メーカーによると、製品は国内で製造され、企画から最終組み立てまで一貫して行われています。
詳細はこちらで確認できます。
ダーツ体験を自宅で「ダーツライブホーム」
もう一つの目玉商品は、株式会社ダーツライブによる「ダーツライブホーム ポールスタンドセット」で、寄附額は91,000円。こちらも西品川に本社があり、製品企画から品質管理まで区内で行われています。
このホームボードは、スマートフォンやタブレットと連動し、世界中のプレイヤーとダーツ対戦を楽しむことができます。自宅にいながら本格的なダーツ体験を提供しており、友人や家族とともに楽しむにはぴったりのアイテムです。
詳しい情報はここから。
持続可能な地域発展への挑戦
今回の追加品はもちろん競技性を重視したものですが、品川区はこれにとどまらず、他にもセガサミーグループと連携して「ぷよぷよeスポーツ体験」といった体験型の返礼品も提供しています。
このように、区としても魅力ある返礼品の開発を進めることで、地域の特性を活かしつつ、ふるさと納税制度を最大限に活用しています。特に、品川区はその魅力発信と財源確保に関し、常に改善を目指しています。
ふるさと納税と税収の関係
興味深いのは、品川区のふるさと納税が年々増加する一方で、住民税の減収問題も顕在化しています。2025年度には、ふるさと納税による住民税減収が59.6億円を超え、過去5年間で約2倍に膨れ上がっています。この現象は、区民サービスの低下を招く可能性があるため、特別区として国に制度見直しを求めているのです。
品川区は、地域資源を活用した返礼品の新規開発に注力し、さらに地域の企業と連携する姿勢を強化しています。今後もユニークで魅力的な返礼品が増えることで、ふるさと納税の魅力を高めていく方針です。
新しいゲーム機を通じて、地域経済と文化の発展に貢献する品川区の取り組みが、今後も注目されることでしょう。