リバスタ、Buildeeに新機能を追加
株式会社リバスタは、建設現場の施工管理を容易にするためのサービス「Buildee」へ新たな機能を追加しました。その名も「Buildee 労務安全」。この新機能では、協力会社から再提出された労務安全書類の変更点がハイライト表示され、元請会社にとって書類確認の手間が大幅に軽減されます。
新機能の概要と背景
建設業においては、工事の安全を確保するために労務安全書類が必要とされ、協力会社から元請会社に提出されるのが一般的です。しかし、提出された書類に不備や更新が生じた場合、元請会社が再確認を行う手間は非常に大きくなります。特に、多くの協力会社からの書類を扱う場合、どこが更新されたのかを迅速に知ることは難しいのです。このような問題を解消するために、Buildeeが新機能を導入しました。
この機能は再下請負通知書と作業員名簿において、変更点を明確に示すものです。具体的には、変更箇所が視覚的にハイライトされるため、元請会社の事務担当者は視認性を高めながら素早く最終確認ができます。また、変更前後の内容も簡単に比較できるため、時間の節約にもつながります。
国土交通省の新指針を背景にした改良
さらに、国土交通省からは2024年12月から施行される法律に伴い、建設業務におけるICT活用の促進が求められることとなります。この指針では、書類のやり取りの合理化が重要視されており、効率的な現場管理のためにはソフトウェアの進化が必須とされています。当社の新機能は、こうした国の方針とも合致し、建設現場の管理を効率化するものです。
他の立役者としてのBuildee
「Buildee」は、施工管理業務を全面的にサポートするクラウドサービスです。会議での調整、入退場管理、進捗状況の把握、安全書類の作成などを一括で行うことができ、幅広い現場で利用されています。その上、ユーザー登録に制限がなく協力会社は無償で利用できるため、導入の障壁が低いことも特徴です。2025年5月末には700社以上の元請会社が導入しており、業界内での信頼を確立しています。
リバスタの今後のビジョン
リバスタは「つくる」の現場から世界を変えるとのミッションのもと、建設業が抱える課題に対してICTを活用したソリューションを提供しています。電子マニフェストサービスを用いる他、「Buildee」や建設現場ICT機器ソリューションも展開し、建設現場の生産性向上に力を入れています。また、脱炭素化や労働環境の改善に向けた努力を続け、持続可能な社会の実現を目指しています。
このように、リバスタの「Buildee」は今後も建設業務の効率化を進めるための革新を続けています。新たに追加された機能で、より安全で迅速な業務が実現されることが期待されます。