Cellid株式会社の新CFO就任
次世代デバイスのARグラス開発で知られるCellid株式会社(セリッド)は、2023年7月28日、井上茂氏が最高財務責任者(CFO)に就任したことを発表しました。新たなリーダーシップのもと、同社はARグラス事業の本格的な拡大とグローバル市場への展開を加速する方針です。
井上氏は2018年にSMBC日興証券に入社し、金融機関での豊富な経験を持つプロフェッショナルです。前職のメリルリンチ日本証券やUBS証券では投資銀行業務に従事し、グリー株式会社では経営戦略の立案・実行を手がけてきました。ファイナンスとテクノロジーの両面を熟知している井上氏の参画は、Cellidにとって大きな武器となることでしょう。
ARグラス事業の発展へ
ARグラスは、近年ますます注目を集めており、そのユーティリティは多様化しています。Cellidは、最先端の技術を活用し、薄くて軽量なディスプレイを実現しています。特に、光学シースルーディスプレイ方式のウェイブガイドは、一般的なメガネと同じ薄さを持ちながら、クオリティや広視野角を兼ね備えています。これにより、ARグラスの実用性を飛躍的に向上させ、技術革新に寄与しています。
井上CFOは、「世界最高水準の開発力を持つCellidに参加できたことを大変嬉しく思います。私の経験を活かし、財務戦略を強化し、ARグラスの社会実装とグローバル展開を加速させていきます」とコメントしました。これは、Cellidの財務基盤の強化を図るだけでなく、AR技術のさらなる発展にもつながるでしょう。
Cellidの取り組み
同社は、ARディスプレイの開発のみならず、空間認識技術の提供にも取り組んでいます。たとえば、Cellid SLAM技術を活用した産業別のソリューションは、多くの業界で実用化が進んでいます。これにより、現実世界とデジタル情報がシームレスに結びつくことで、人々の生活に便利さをもたらすことを目標としています。
これからのCellidは、井上氏のもとでより一層の成長を遂げていくことが期待されます。ARグラスは今後、我々の日常生活において、より一層身近で便利な情報ツールとなるでしょう。
まとめ
Cellidの新たなCFOとして活動を始めた井上茂氏は、同社の財務戦略を一新し、ARグラス事業の急成長を支える役割を果たすことでしょう。その取り組みが、AR業界全体に与える影響にも大いに期待が寄せられています。今後の展開に目が離せません。