捨てられる食材を活かしたあてま高原リゾートのXmasチョコボール

あてま高原リゾートベルナティオのクリスマス

新潟県十日町市に位置する「あてま高原リゾートベルナティオ」では、環境に優しい取り組みが話題を呼んでいます。このリゾートの総支配人である庭野竜也氏が率いるベルナティオでは、食材の無駄を省きながら美味しいスイーツを提供しています。

SDGsに貢献するXmasチョコボール

2017年から始めた新しいプロジェクトとして、“捨てられてしまう食材”を活用したスイーツ「Xmasチョコボール」があります。このチョコボールは、スイーツ制作時に出るスポンジの切れ端や、見栄えが悪くそのままでは提供できないフルーツの端材を使用しています。これらを一度粉砕し、チョコレートと練り込むことで、特殊なスウィーツが完成します。現在、このチョコボールはオールシーズンの夕食ブッフェで大人気を博しており、特にクリスマスシーズンには、参加者が自ら作ることができる講座も開催されています。

もったいナティオカードの導入

食材のロス問題は、ホテル業界でも深刻で、あてま高原リゾートでは対策を講じています。大皿料理において、ビュッフェ形式だけでなく、小分けで提供することで、食べ残しが出ないよう工夫しています。また、子どもたちに食べ残しをしないよう促すために「もったいナティオカード」を導入。これを利用してきれいに食べた場合には、スタッフからスタンプをもらい、ちょっとしたプレゼントを受け取ることができます。これはコミュニケーションツールとしても機能し、家族で楽しめる工夫となっています。

クリスマスイベントの開催

12月9日から25日まで、ベルナティオのクリスマスイベントが開催されます。このイベントでは、宿泊者限定で多彩なクリスマス講座が用意されています。例えば、ファミリーカクテルを作る講座や、クリスマスフォトフロップスの作成など、家族で楽しむことができるアクティビティが豊富に揃っています。特に注目は、レストランシェフが指導するXmasチョコボール作りの講座。この講座では、毎年大好評のチョコボールが自分の手で作れる貴重な体験ができます。

特別なイベントとしては、12月16日から19日までの4日間にわたるゴスペルコンサートや、サンタが宿泊者の部屋を訪れるイベントも設けられており、クリスマスムードを一層盛り上げます。他にも、20日から27日までのパフォーマーズナイトも予定され、訪れる方々に特別な思い出を提供することでしょう。

地域との共創を目指すベルナティオ

「人を活かしお客様に感動をお届けし、地域とともに発展する」を理念に掲げるあてま高原リゾートベルナティオは、今後も地域に根ざした活動を継続していくことを約束しています。恵まれた自然を生かし、持続可能な未来を見据えた運営を進めながら、訪れるすべての人々に感動を与えられるよう努めています。皆さんも、この冬、雪深い新潟で特別なクリスマスを体験してみてはいかがでしょうか。