大阪・関西万博で楽しむイタリアの美食とアート
2025年4月13日、待望のEXPO 2025 大阪・関西万博が開幕します。この万博では、世界160カ国が「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、様々なビジョンを集めます。その中で特に注目を浴びているのがイタリア館です。
イタリア館の魅力
イタリア館は、著名な建築家マリオ・クチネッラの設計によるもので、「L’Arte Rigenera la Vita(芸術が生命を再生する)」というテーマを掲げています。ここでは、紀元2世紀の大理石彫刻「ファルネーゼのアトラス」やカラヴァッジョの「キリストの埋葬」、ティントレットの「伊東マンショの肖像」、ダ・ヴィンチの「アトランティック・コード」といった貴重な芸術作品が展示されます。約6ヶ月間で3000万人の来場が見込まれ、特に注目されるパビリオンの一つとなっています。
Eatalyの世界
そして、このイタリア館にはイタリアの美食を体験できるEatalyのレストランも併設されています。パビリオンの最上階には、テラスとイタリア庭園があり、イタリア各地の郷土料理を楽しむことができます。EatalyグループのCEO、アンドレア・チポッローニ氏によれば、イタリアの食とワインの伝統を最高の形で表現する責任を感じているとのことです。
レストランのメニューは、イタリアの各地域をテーマにした料理で構成されています。例えば、カラブリア州の「ストロンカトゥーラ・カラブレーゼ」や、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の「ホワイトアスパラガスのリゾット」など、地域の特色を活かした味わいを提供しています。
地域ごとの特色と料理
Eatalyのレストランでは、毎週異なる地域の料理が登場します。ヴェネツィアの「イカ墨のスパゲッティ」や、カラブリア州の「赤玉ねぎとンドゥーヤのピッツァ」といった料理が次々と紹介され、訪問者はイタリアの食文化を間近で体験できます。
また、主なメニューとしては、トマトソースのスパゲティやカルボナーラ、タリアテッレなどが提供され、デザートにはシチリアのカンノーロやパンナコッタといった人気スイーツも味わえます。
未来を見据えたイベント
この万博は、ただの展示イベントではなく、文化や食を通じてイタリアと日本の架け橋となることも目指しています。イタリアの物語を料理を通じて伝えることは、伝統、品質、地域のアイデンティティといった要素を融合させる旅でもあるのです。
Eatalyについて
Eatalyは、2007年に設立され、高品質な食材とイタリア料理を広める役割を担っています。日本には2009年から進出し、東京に4店舗、藤沢に1店舗を展開しています。50を超える国で愛されているEatalyは、食、文化、教育を通じて、訪れる人々に本物のイタリア体験を提供しています。
詳細なプログラムやメニューは、イベントが近づくにつれ発表される予定ですので、ぜひご期待ください。美味しい料理とアートを同時に楽しめる、2025年の大阪万博は見逃せません。