新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」に誕生する「adidas SPORTS PARK」の革新デザインとは

新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」とは

東京都青海に新たにオープンする「TOYOTA ARENA TOKYO」は、2025年10月に開業が予定されています。このアリーナは、スポーツ観戦だけでなく、様々なエンターテイメントにも対応できる次世代型の施設です。アルバルク東京をホームとするこのアリーナには、「adidas SPORTS PARK」という特別なエリアが設けられます。ここでは、アディダスと協力して開発されたユニークなバスケットボールコートが設置される予定です。

adidas SPORTS PARKの誕生

「adidas SPORTS PARK」は、使用済みのシューズを再活用する『OUR SHOES, OUR COURTプロジェクト supported by adidas』の一環として開発されました。このプロジェクトでは、観客から集めた不要なシューズを回収し、その一部をコート素材として使用します。回収されたシューズは、TOPPAN株式会社が開発した「RE:MixCourt」を用いてリサイクルされ、プレーヤーの想いが詰まったコートへと生まれ変わるのです。

これまでに多くの方から賛同を得て、目標を超える1,051足のシューズが集まりました。収集されたシューズは丁寧に粉砕され、ゴム部分がコート材料として生まれ変わりました。このプロジェクトは、単なるスポーツ施設を超えた、利用者の思い出や想いを表現する場としての意義を持ちます。

MHAK氏によるコートデザイン

「adidas SPORTS PARK」のコートデザインは、著名なアーティストMHAK氏の手によって仕上げられました。彼は「可能性にかけていこう」というTOYOTA ARENA TOKYOのコンセプトを取り入れ、何か新しい挑戦を感じられるデザインを施しました。MHAK氏は、過去にもアディダスとのコラボレーションで大きな成果を上げており、今回のプロジェクトも彼の特徴的なスタイルが反映されています。

MHAK氏は「バスケットボールコートという空間で、皆さんの想いを表現することは容易ではなかったが、形にすることができた」とコメント。スポーツを通じた人々の結びつきが、このデザインの背後にはあるのです。

コートを通じて繋がる人々

この「adidas SPORTS PARK」は、ただのスポーツ施設ではありません。世界中からのさまざまな人々が集まり、共に楽しめる場所を提供することを目的としています。バスケットボールの初心者から上級者まで、誰もがこのコートで思い出を作り、挑戦することができるのです。ユーザーの個々のストーリーや感情を大切にしながら、多様性豊かなコートであり続けることを目指しています。

未来への展望

「adidas SPORTS PARK」の開幕に向けて、今後もお披露目イベントや若手選手への支援プログラムなど、多彩な活動が計画されています。スポーツの楽しさや価値を広げる一環として、さまざまな取り組みが展開される予定です。

「TOYOTA ARENA TOKYO」は、この新しいスポーツ文化を発信する拠点として、多くの人々に愛される場所となることでしょう。