DHLサプライチェーンジャパン、千歳に新ロジスティクスセンターを開設
DHLサプライチェーンジャパン株式会社は、2026年11月に北海道千歳市に「DHL千歳ロジスティクスセンター」を正式に竣工したと発表しました。この新施設が半導体業界における物流の重要な役割を果たすことが期待されています。2027年2月の本格稼働に向けた準備も順調に進められています。
新たな物流拠点の必要性
日本国内では次世代半導体の研究開発や製造が加速しており、そのニーズに応じた物流インフラの整備が急務となっています。特に北海道はこの分野での投資が盛んであり、DHLサプライチェーンジャパンは2025年8月にこのセンターの建設に着手しました。
新センターは、新千歳空港IC近くの交通の便が良い位置にあり、新千歳空港から約6分、次世代半導体の研究開発・製造拠点からも20分圏内にあります。この立地を生かし、DHLは製造装置メーカーや材料サプライヤーなど多様な半導体関連企業に対して、在庫管理、構内物流、エンジニアリングパーツの迅速な配送などを提供できる体制を整えています。
環境に配慮した施設設計
「DHL千歳ロジスティクスセンター」は、地上1階建てで延床面積約14,500平方メートルという規模のマルチユーザー型施設です。注目すべきは、施設全体で使用する電力の100%を再生可能エネルギーで賄うという取り組みです。この他にも、雨水の再利用システムやモーションセンサー付きLED照明など、環境への配慮が随所に施されています。
DHLサプライチェーンジャパンの代表取締役社長、ジェローム・ジレ氏は、「北海道は日本の次世代半導体産業の中心拠点となりつつある。私たちが早期からこの地に関与することで、顧客のビジネス成長を支える役割を果たしたい」と語っています。同氏によれば、半導体サプライチェーンにはスピード、安定性、柔軟性、品質が求められるため、DHLのグローバルネットワークと豊富な物流ノウハウを活かして、北海道における半導体エコシステムの発展に寄与していく方針です。
施設概要
- - 所在地: 北海道千歳市平和1006-1371
- - アクセス: 新千歳空港から車で約6分
- - 建物: 地上1階建て
- - 延床面積: 約14,500平方メートル
- - 有効天井高: 5.5m
- - トラックバース: 25台対応
- - 床耐荷重: 2.5t/㎡
- - 温度管理: 18~26℃に対応
- - セキュリティ: 監視カメラと入退室管理
- - 環境設備: 100%再生可能エネルギーの利用、雨水再利用システム
グローバルブランドDHLの使命
DHLは、国際的な物流ブランドとして、世界中の220以上の地域で幅広いロジスティクスサービスを展開しています。国内外の小口貨物配達からeコマース、各種サプライチェーンマネジメントに至るまで、DHLは専門性の高いサービスを提供し続けています。
企業グループ全体では、2050年までにロジスティクス分野でのネット・ゼロ・エミッションを実現することを目指して、サステナブルな事業活動に取り組んでいます。この新しいロジスティクスセンターは、その実現に向けた重要な一歩となることでしょう。