徳島城博物館 夏の企画展『公文蘆淵-近代徳島の住吉派画人』
徳島市にある徳島城博物館では、夏の特別企画展「公文蘆淵-近代徳島の住吉派画人」が開催されます。この企画展では、明治から昭和初期に活躍した画家、公文蘆淵の作品が中心に展示され、特に氏の代表作が見どころです。
公文蘆淵(1876~1942)は、徳島藩の御用絵師、守住貫魚のもとで学びました。そのキャリアは長く、数々の展覧会での入選を果たしながら、地元の実業家や財界人との交流を持つことで、彼らの注文に応じた作品も手掛けてきました。特に今回の展覧会では、名誉市民である原安三郎の依頼を受けて約10年かけて完成した《更級日記絵巻》が初めて公開されます。この貴重な作品は、中外産業株式会社原安三郎コレクションに収められているもので、展示は9月23日まで実施される予定です。
展示作品は約30点で、著名な《更級日記絵巻》のほか、《源氏物語 空蝉図》、《養老勅使図》、《上巳重陽節句図屏風》などがラインナップされています。これらの作品を通じて、近代徳島における住吉派の画家たちの流れを深く知ることができます。
展示会の詳細
- - 会期: 令和8年7月25日(土)~10月4日(日)
- - 会場: 徳島城博物館 企画展示室、常設第2展示室
- - 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- - 休館日: 毎週月曜日(但し、9月21日は開館)、9月24日(木)
- - 入館料: 大人300円・高校・大学生200円・中学生以下は無料
関連事業
さらに、今回の企画展では記念講演会も予定されています。講演会は7月26日(日)に行われ、演題は「徳島市名誉市民原安三郎と美術」。講師は中外産業株式会社の原安三郎コレクション担当、小池満紀子氏が務めます。また、展示解説も8月23日(日)と9月23日(祝)に開催され、両日ともに午後2時から行われます。
徳島城博物館は、平成4年に開館し、徳島藩と蜂須賀家に関連する歴史的な美術工芸資料を幅広く展示しています。江戸時代の御殿をイメージした施設で、重要文化財や復元模型なども常設展示されています。年間を通じて多彩な展覧会とイベントを企画しており、地域の文化を深く楽しむことができます。
この夏、徳島城博物館での特別企画展「公文蘆淵-近代徳島の住吉派画人」で、日本の美術史に残る作品をじっくりと堪能してみてはいかがでしょうか。美術に興味のある方はもちろん、多くの方々の訪問をお待ちしております。