東急東横線で広がる「絵本を届ける運動」
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)は、2025年4月1日から東急東横線の車両内にて「絵本を届ける運動」に関するポスターを掲出することを発表しました。このポスターは約1年間、車両の窓上に設置され、通勤や通学の利用者、また家族連れのお客さんに向けて絵本の重要性を広めるためのものです。
ポスターには、「絵本を届ける運動」の申込開始時期やその活動についての内容が盛り込まれています。特に、絵本を手に持つ子どもたちの姿が大胆にデザインされており、アフガニスタンの女の子とミャンマーの男の子の姿がフィーチャーされています。これにより、運動をあまり知らない人々にもその趣旨を理解してもらいやすくなることが期待されています。
シャンティは、国際協力の活動をより多くの人に知ってもらうため、幅広い層の方々に訴求できるように工夫を凝らしています。特に、絵本を届ける運動は、家庭で・国内でできる国際協力の一環として位置づけられており、教育文化支援や緊急人道支援に取り組む日本発のNGOとして「共に生き、共に学ぶ」ことができる社会の実現を目指しています。
絵本を届ける運動に込められた願い
「絵本を届ける運動」は、1999年に始まった活動で、厳しい状況にある子どもたちに夢や希望を届けることを目的としています。シャンティは、彼らが新たな世界を発見したり、物語を通じて喜びや学びを得ることを強く願っています。この運動では、日本からアジアの絵本が不足している地域へ、翻訳シールを貼った「翻訳絵本」を届けます。
この運動はおとなから子どもまで参加できるものであり、過去20年以上にわたり、多くの個人や企業、団体がその活動に参加しています。日本の絵本を現地の言語に翻訳し、届けることで、子どもたちが厳しい環境の中で生きる力を育み、未来を切り拓く手助けをしています。
シャンティ国際ボランティア会の使命
シャンティ国際ボランティア会は、1981年に設立されたNGOで、アジアの子どもたちへの教育文化支援や緊急人道支援を行っており、どんな環境下にある子どもたちでも学ぶことができる教育の機会を提供しています。また、シャンティの活動は、地域のニーズに応じて、教育文化・医療・生活支援など多岐にわたります。
教育に対するアクセスを広げ、若い世代に希望を与え続けるシャンティの使命は、今後も続いていくことでしょう。引き続き、「絵本を届ける運動」に関する詳細は、シャンティの公式Webサイトで確認できます。
公式ウェブサイト:
シャンティ公式サイト
*本件に関するお問い合わせは、鉄道会社や駅の職員にはお控えください。