「不妊治療現場での心理支援」講義が好評を博す
2023年度、跡見学園女子大学にて、ファミワンの公認心理師である戸田さやか氏が「不妊治療現場での心理支援」に関する講義を実施しました。ファミワンは「子どもを願うすべての人によりそい、幸せな人生を歩める社会をつくる」というビジョンのもと、福利厚生サービスを展開しています。
講義の背景
昨年度の講義に続き、今年も行われたこの講義には133名の学生が参加し、人気の高さが伺えます。戸田氏は心理支援の専門知識を生かし、不妊治療に関わる心理学的な要素を詳しく解説しました。参加した学生たちは、自身の未来に照らし合わせながら、熱心に講義に耳を傾けていました。
講義内容の詳細
講義では、まず不妊治療の基礎知識が説明され、その後、当事者が感じる心理的な負担について言及されました。特に、「生殖物語」という幼少期から形成される親になる人生観についての説明は、具体的な支援事例を交えることで、学生たちの理解を深めました。このテーマは実際の治療現場でも非常に重要であり、学生たちも実践的な知識を得ることができたようです。
さらに、昨年度この講義を受けた学生の中には、その後の行動を変えたという報告もあり、戸田氏の講義が若い世代にとって非常に有意義であったことが証明されました。
学生からの感想
参加した学生たちから寄せられた感想も興味深いものでした。
- - 「この生殖心理カウンセリングは、心から感謝される存在だと思う。自分も未来にカウンセラーになるかもしれないと考えさせられました。」
- - 「不妊治療の心の負担を減らすために、カウンセリングが重要だと感じた。寄り添う姿勢は大切です。」
- - 「セラピストの役割がよく分かりました。非常に重要な立場であると感じています。」
これらの感想からも、学生たちがこの講義を通じて多くの学びを得たことが伺えます。
ファミワンの取り組み
ファミワンは、従業員向けの福利厚生だけでなく、地域社会へのサポートも展開しています。このサービスは、心理的な支援に加え、健康経営や女性活躍推進にも寄与するものです。オンライン健康相談を通じて、企業内の従業員が気軽に専門家に相談できる環境を整えることで、心理的安全を確保し、満足度の向上にもつながっています。
また、自治体向けの「妊活LINEサポート事業」なども実施。不妊治療に関する基礎知識からメンタルケアまで、広範なテーマでのサポートを提供しています。これにより、より多くの人々が自分自身の健康について考えるきっかけとなり、行動変容を促す効果も期待されています。
まとめ
戸田さやか氏の講義が、跡見学園女子大学での教育の質を高め、学生たちの未来に貢献していることは間違いありません。ファミワンの取り組みを通じて、社会全体の不妊治療に対する理解促進と、当事者支援の重要性を引き続き広めていくことが求められています。