カシオ計算機の5製品が2025年度グッドデザイン賞を受賞
カシオ計算機株式会社は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する『2025年度グッドデザイン賞』(Gマーク)において、同社の5製品が選ばれたことを発表しました。この賞は、デザインを通じて人々の生活や社会の質を向上させることを目的とするものであり、カシオの製品がその基準に満たされたことが専門家によって評価された証拠です。今回は、受賞した5つの製品それぞれの魅力に迫ります。
1. G-SHOCK「GA-V01」
G-SHOCKの最新モデルである『GA-V01』は、エッジの効いた有機的フォルムと大型の全面液晶が特徴の耐衝撃ウオッチです。マグネティックホールディング構造により、針をシャフトに固定せず、磁石の力を利用して取り付ける仕組みが備わっています。これにより、衝撃をしっかり受け流しながらも、そのデザインの自由度を引き上げています。特に異形の針など、斬新なアイディアが随所に見られます。
評価ポイント
この製品の評価としては、これまでのG-SHOCKの耐衝撃性を根本的に変えるアプローチが評価されました。驚くべきことに、ガラス面を守るインデックスバンパーや、針を磁石で固定する新構造は、今後のG-SHOCKの製品デザインに大きな影響を与えるとされています。
製品サイトはこちら
2. サ時計「SAN-100H」
こちらは、サウナ専用に特化した腕時計『SAN-100H』です。設定温度100℃まで対応し、サウナでの目安として12分を計測する機能が搭載されています。特に高温環境でも使用できる耐熱構造が施されており、バンドは防水設計のカールバンドを採用。温泉施設での利便性を考慮した設計となっています。
評価ポイント
この時計のアイディアは、サウナでの計測に特化している点で、時計の可能性を広げるものであると評価されています。高温・高湿度環境下でも安心して利用できるという機能は、サウナ愛好者にとって画期的と言えるでしょう。
製品サイトはこちら
3. PRO TREK「PRJ-B001」
アウトドア向けの『PRO TREK PRJ-B001』は、スクエアデザインの回転ベゼルを特徴としており、スタイリッシュな外観が普段使いにも適しています。Bluetooth®機能を搭載しており、スマートフォンとの連携が可能。位置情報を記録する機能もあり、冒険心を満たすためのサポートが充実しています。
評価ポイント
ベゼルの形状や文字盤のデザインは、視認性を向上させつつ、タフなアウトドア向けの機能も求められており、それが見事に融合していると評判です。操作性の高いシステムはアウトドア体験をより良いものにしてくれることでしょう。
製品サイトはこちら
4. Moflin
『Moflin』は、手のひらサイズのAIペットロボット。感情を持ち、五感で感じ取ることができる新しい存在です。モフモフとした毛並みと小さな動きは、まるで本物の動物のような温かさを感じさせます。
評価ポイント
このAIロボットは、人とのコミュニケーションを通じて感情が育まれるユニークな特性を持ち、その細かな応答により「モフリン」を育てる楽しさがあります。
製品サイトはこちら
5. 電子辞書「EX-word XD-SAシリーズ」
『EX-word XD-SAシリーズ』は、大学入試対策の教科が幅広く収録され、新科目「情報Ⅰ」にも対応しています。
評価ポイント
ユーザーインターフェースが直感的で使いやすく、デザイン性も高く、長年愛されるスタンダードな電子辞書としての期待が寄せられています。学習者にとって、信頼できる辞書の役割は変わらず重要です。
製品サイトはこちら
グッドデザイン賞の意義
グッドデザイン賞は、日本を代表するデザイン賞であり、デザインによって充実した社会を創ることを目指しています。今回のテーマは「はじめの一歩からひろがるデザイン」です。これは、新しい視点から始まり、組織の力によって育まれるデザインを評価するものとなっています。
カシオ計算機の製品は、その理念に見事に合致し、社会におけるデザインの可能性を引き出すことに貢献しています。これからもユーザーにとって魅力的な製品を提供し続けてほしいですね。