2026年1月24日(土)、東京都文京区の宝生能楽堂にて、書林アカデミーとDenBun能楽プロジェクトの共同企画による新シリーズ『継 -つなぐ- vol.1』が開催されます。このイベントでは、能楽とバロック音楽の融合をテーマに、シテ方観世流の梅若紀彰氏、チェンバロ・ハープの西山まりえ氏、ヴァイオリンの崎谷直人氏が共演します。
今回の公演は、「能とバロック~フォリア:狂気と祈り」という題名で、バッハの「シャコンヌ」やタルティーニの「悪魔のトリル」、コレッリの「ラ・フォリア」など、バロック音楽の名曲が能楽の舞や謡と共に表現される独特の舞台が繰り広げられます。通常とは異なる組み合わせであるため、音楽と伝統芸能がどのように相互作用し、新たな表現へと繋がるのか、非常に楽しみです。
この企画の発表に先立ち、2023年12月15日に行われた記者会見では、梅若紀彰氏がこれまでの経験を語る場面がありました。彼は、クラシック音楽での舞台経験について語り、その中で特にバッハの音楽に強く触発されたことを明かしました。バッハの「シャコンヌ」については、繰り返し舞っているこの曲が、神との交流を描いたものであり、その感覚が舞いを豊かにしてくれると述べました。
梅若氏は他にも、能楽と異なるジャンルの音楽との調和の可能性に言及しました。「囃子がヴァイオリンに変わっても、同じ感覚で舞える」という彼の言葉には、能楽の持つ普遍的な力と、音楽の多様性を受け入れる柔軟さが滲んでいます。
初回となるこのイベントは、観客に新しい感覚を提供することを目的としており、能楽の型の持つ美しさや、バロック音楽との相互作用による新たな舞台の可能性を確かめることが期待されます。
出演者のプロフィールも見逃せません。梅若紀彰氏は、「梅若」の名門の出身で、古典だけでなく新作能にも取り組む意欲的な能楽師です。西山まりえ氏は、楚々とした美しい表現を持つチェンバロ奏者で、古楽器の名手として多くの受賞歴があります。崎谷直人氏は、才能豊かな若手ヴァイオリニストで、国内外での活躍を通じてその名を広めています。
この特別な公演のチケットは、既にカンフェティを通じて販売されています。SS席が10,000円、S席が9,000円、A席が8,000円、B席が7,000円という価格設定で、いずれも税込となっています。
宝生能楽堂で行われるこの舞台は、現代の音楽と伝統がどのように交わり、観客に感動をもたらすのか、新たな体験を提供することでしょう。この機会にぜひ、来場し確かめてみてはいかがでしょうか?