奈良市が学生起業家育成の新たな取り組み「ならわい for students」を実施

学生の可能性を引き出す「ならわい for students」

奈良市が実施する短期集中プログラム「ならわい for students ～文化のまちをつくる3日間～」が注目を集めています。この取り組みは、奈良で新たな事業に挑む学生のためのもので、学生たちがチームを組んで地域の企業からの課題に取り組みます。プログラムの目的は、学生に起業の考え方を学ばせるのみならず、地域との関係を深め、奈良をより魅力的な街にすることです。

プログラムの概要

「ならわい for students」は、学生が奈良の企業とのコラボレーションを通じて新たな企画を立案する機会を提供します。参加者は5人一組のチームを組み、企業から与えられたテーマに基づき、3日間で新しい企画を提案します。プログラム中は、講義やフィールドワークを通じて、実践的な経験を積むことができ、メンターからのサポートも受けることができます。今年度のテーマは「文化のまちをつくる」ことに設定されており、奈良の深い文化遺産に目を向けながら新しい価値を創出する挑戦が求められています。

プレイベントの実施

このプログラムに先立ち、プレイベント「やりたいことの見つけ方・はじめ方」が2025年12月4日に開催されます。このイベントは、奈良市創業支援施設BONCHIにて18:00から行われ、高校生以上の学生が対象です。トークセッションでは、若手起業家たちが学生たちと本音で交流し、参加者は「ならわい for students」の詳しい説明も受けられます。このプレイベントは定員が40名と限られているため、事前申し込みが必要です。

参加者の声

昨年のプログラムに参加した学生たちの感想は、熱意にあふれています。「とても楽しく、大変で、でも楽しかった」と語る彼らは、仲間と共に挑戦する中で、自分自身の成長を強く実感したとのこと。また、失敗を恐れずに挑戦する大切さを学んだことも、彼らにとっての貴重な経験として挙げられています。多くの参加者が、新しい視点やアイディアを得ることで、将来的なキャリアに役立つスキルを身につけたという声が寄せられています。

参加の条件

「ならわい for students」には、地元奈良に興味を持つ高校生、専門学校生、大学生、大学院生が対象となります。年齢は18歳から25歳までで、参加費は無料です。このプログラムを通じて、地域とともに成長する機会が提供されるため、地域貢献を希望する若者にとって魅力的な内容となっています。

終わりに

奈良市の住宅や観光業に大きな影響を与える「ならわい for students」は、学生の新たな挑戦の場を提供するだけでなく、地域文化の再発見にもつながる重要なプロジェクトです。参加者は新しい視点を持ち寄り、奈良の未来に貢献していくことでしょう。興味を持つ学生はぜひ、参加を検討してみてはいかがでしょうか。

詳細な情報や参加申し込みは、公式サイト（https://narawai-stu.com）またはPeatixから行うことができます。このプログラムを通じて、未来を切り拓く若者たちの力強い一歩が期待されます。