oucaの挑戦
2023-04-01 09:00:02

人生を心地よく謳歌するアパレルブランドoucaの挑戦と未来

人生を心地よく謳歌するアパレルブランドoucaの挑戦と未来



大阪で活動するアパレルブランド「ouca」は、ただの衣類を超えた存在として注目を浴びています。代表の田村優季さんは、人生を心地よく生き、最期に「生きていてよかった」と言えるような世界作りを目指しています。その背景には、彼女自身の経験と、社会の現実に対する強い問題意識があります。

自己紹介


田村優季さんは、現在個人事業で服を作る縫製士として活躍しています。彼女はドレスやスーツの製作の他、様々なアパレルブランドからの依頼を受け、日々サンプルを手がけています。彼女はその経験を活かし、「ouca」というブランドを設立し、独自の哲学を持って服作りに挑戦しています。

日本の深刻な問題


最近の調査では、若者の約半数が「自分は役に立たない」と感じているという結果が報告されました。これは未来を担う世代にとって大きな問題です。このような感情が広がる背景には、社会全体の支えや理解が不足している現状があります。

祖母の叫び


田村さんがoucaを立ち上げた原点の一つは、祖母の衝撃的な言葉です。2018年、祖母は自らを「役立たずだ」と感じ、「スクラップに出してほしい」と訴えたのです。障がいを抱える祖母の言葉は、田村さんに強い影響を与え、社会に新たな価値を見出すきっかけとなりました。

インクルーシブデザインとの出会い


祖母の経験から、田村さんは「生きづらさ」というテーマに関心を持つようになりました。そして、「インクルーシブデザイン」という考え方に出会い、これを取り入れることで、「誰もが必要とされる存在である」社会の実現が可能だと感じるようになりました。このデザイン手法は、多様な背景を持つ人々の声を反映させ、より良い社会を築くためのものです。

oucaについて


oucaは、祖母の言葉を胸に、誰もが自身の大切な存在として受け入れられる世界を目指しています。「ouca」という名前には、ありのままに人生を楽しみ、生きることの意味を再発見するという強い願いがこめられています。ロゴやデザインには、「凸凹な人間同士が補い合い、助け合いながら人生を謳歌する」という理念が表現されています。

oucaのプロダクト


具体的なプロダクトとしては、肌に優しく心地よいインナーウェアを展開しています。田村さん自身の過去の健康問題から、肌触りや素材には特に配慮がなされており、使う人の心に寄り添うアイテムを開発しています。特に、視覚障がい者向けの靴下「minamo」は、クラウドファンディングで大成功を収め、さまざまなユーザーから高い評価を得ています。

oucaの目指す共創世界


oucaでは、製品開発を行うためにまずユーザーとの対話を重視しています。イベントを通じて、多様な人々と交流することで、生きづらさを共有し、共に解決策を見つけることを目指しています。「話をすること」が、共創の第一歩なのです。このようにして、oucaは「感謝・感動・優しさ」を理念に掲げ、すべての人々がありのままの自分で生きることができる社会を築こうとしています。

将来、田村さんは誰もが愛情を感じることのできる「最愛シーツ」を作りたいと考えています。快適な睡眠を提供し、心身の健康をサポートする製品を通じて、多くの人々に笑顔を届けることを願っています。彼女のビジョンは、進化を続けるoucaの活動に注目です。

会社情報

会社名
ouca
住所
大阪市西区九条南2-26-13ロイヤルハイツ河田905
電話番号
080-9570-0109

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