日本とルーマニアの文化的交流を祝う特別展、神戸で開催

2023年10月15日から10月23日まで、神戸市中央区元町にある輸入家具・雑貨専門店「メゾン・ド・マルシェ」で、日露間の国交100周年を記念した文化交流会が開催されます。
この特別展では、ルーマニアの職人によって制作されたガラス工芸品や、陶器、茶道具などが約40点から50点展示される予定です。

エミール・ガレの影響

展示される作品の中には、19世紀から20世紀初頭にかけて活動した著名なガラス工芸家、エミール・ガレの作風を受け継ぐものが多数あります。ガレは自然界の美しさをモチーフにした作品で知られ、蝶やトンボ、様々な植物をテーマにしたデザインは生き生きとした造形美を感じさせます。

さらに日本文化の影響も強く受けており、ガレの作品には山水画の文様や、日本的な感性が融合した独特な特徴が見られます。
特に、ガレの一番弟子であるモンテッシーがルーマニア・ブザウ地方に移住したことにより、彼の作風は多くの職人に受け継がれ、ルーマニアにおけるアールヌーヴォー（新しい芸術）の流れを創り上げました。

日程と場所

この貴重なイベントは、毎日10：30から19：00まで開催されます。会場となるメゾン・ド・マルシェは、神戸の元町通に位置し、周辺にはおしゃれなカフェやショップがたくさんありますので、文化交流展に訪れたついでに散策を楽しむことも可能です。

ルーマニア文化を体験

ルーマニア大使館の後援を受けた本展は、エミール・ガレの華やかな世界を知り、ルーマニアの芸術文化を堪能できる良い機会です。来場者には、作品の美しさだけでなく、両国の文化的なつながりについても触れられる貴重な体験が待っています。

この機会に、神戸で新しい文化に出会い、ルーマニアの奥深い芸術に触れる旅をしてみませんか？