進化するちり紙「めりふわ」が介護やペットに新たな利便性を提供

時代を超えた進化系ちり紙「めりふわ」

新橋製紙株式会社は、ついに消臭効果を備えたちり紙「めりふわ～メリーのやさしさ～」を2023年10月10日に発売しました。懐かしさを感じる方も、初めてちり紙を知った方も、幅広い世代に支持される商品です。この進化系ちり紙は、介護、ペット、防災など多様なニーズに応えることを目的としています。

ちり紙が持つ新たな価値

ちり紙は、自宅のトイレで使用されることが一般的でしたが、水洗トイレの普及と共にその需要は減少しました。しかし、実は水に溶けて流せることから、今なおトイレットペーパーに代わり、ちり紙は新たな役割を果たし始めています。特に介護やペットの分野では、使用状況が増え、再び注目を浴びています。

片手で簡単に使える利便性

ちり紙の最大の利点は、片手でも簡単に取り出して使用できる点です。介護を必要とする方の支援や、ペットの世話をする際には、両手が必要な場面が多くなります。このようなシチュエーションで、両手を使わずに手軽に使えるちり紙は非常に重宝されます。施設や家庭での活躍が期待される「めりふわ」は、そういったニーズにしっかりと応えています。

厳選された製造プロセス

「めりふわ」は、愛媛県の八幡浜紙業株式会社の工場で製造されており、同社は1947年からちり紙を手がけてきました。この工場では、古紙を使用した製品の製造に手間を惜しまないことで知られており、手間と時間をかけた製造過程から生まれる柔らかさが特徴です。新橋製紙のオリジナルキャラクター・メリーとも親和性が高いこの商品の名称「めりふわ」は、柔らかく優しいイメージを表しています。

消臭効果の実証

「めりふわ」が特に革新的な点は、消臭効果を持っていることです。ちり紙に消臭剤を加えることは多いものの、実際に効果があるかは不明な場合が多い中、八幡浜紙業株式会社の社長は製品のクオリティを保ちながら消臭効果を実感できる方法を見つけました。その結果、消費者からは「臭いが軽減される」との評価が得られています。官能検査でも「トイレ特有の臭いが感じられなかった」という声が多数寄せられています。

多様な利用法

自宅での使用に留まらず、「めりふわ」はペットの散歩時にも役立ちます。折りたたんで持ち運びやすく、使用後はトイレに流せるため、手間が省けます。犬を飼っている方にとっては、お尻を拭いたり、糞を袋に入れる際にも役立つでしょう。新橋製紙がかつてちり紙の普及に努めてきた企業だけに、今のニーズに沿った新しい価値を提供できる「めりふわ」は、時代の流れを感じさせます。

未来への期待

ちり紙に対する認識は、過去のものであると思われるかもしれません。しかし、使い方やニーズが変われば、その価値も再発見されるのです。若い世代は新たな利用法を見出し、思いもよらない活用シーンが日常に登場することでしょう。「めりふわ」を手に取ることで、きっとその可能性を実感できるはずです。今後はECサイトでも購入が可能になる予定ですので、ぜひチェックしてみてください。