新たな歌舞伎体験を提供する『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』
歌舞伎と映画の融合を果たした「シネマ歌舞伎」をご存知でしょうか?特に注目すべき最新作、『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』が2024年1月に公開されることが決定しました。公開に先立って、2023年11月14日(金)に新宿ピカデリーにて、完成披露上映会が開催される運びとなりました。この特別なイベントでは、松本幸四郎と尾上松也の2人の主演による異なるバージョンの上映が行われます。
完成披露上映会の詳細
当日のスケジュールは次の通りです。11:00から舞台挨拶が始まり、その後11:40に「幸四郎版」の上映、15:30に「松也版」の上映が予定されています。最後の上映は19:10に終了予定ですが、途中には適宜休憩も挟まれるとのこと。舞台挨拶には、主演の松本幸四郎と尾上松也が登壇し、観客との交流の時間も設けられています。
この特別な上映会は、シネマ歌舞伎の公式サイトを通じてチケットが販売されます。全席指定で、料金は5,400円(税込)です。販売は先行抽選と一般発売に分かれており、先行抽選のエントリーが10月21日から28日まで行われ、その後は11月8日から一般発売がスタートします。チケットはすぐに売り切れることが予想されるので、興味のある方はお早めにご購入されることをおすすめします。
作品のあらすじと魅力
『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』は、戦乱に揺れる時代を背景にしています。物語の舞台は、奥深いオボロの森。ここで主人公の男、ライが登場します。彼は屍を漁り、財を求める落武者狩りを行っています。しかし、その平穏な日常が、オボロの魔物の出現によって一変します。この魔物は、彼の心の奥深くに隠された欲望を引き出し、王座を奪う欲望に目覚めさせるのです。
魔物から授かった「オボロの剣」は、ライの意思に応じて自在に動き、彼を新たな運命へと導きます。見えない恐怖に満ちたこの物語は、観客に深い感動と衝撃を与えることでしょう。
豪華キャスト陣
この作品には、歌舞伎界の名だたる俳優が出演しています。松本幸四郎をはじめ、尾上松也、中村時蔵、坂東新悟、尾上右近などの豪華キャストが物語を彩ります。演出を手掛けるのは劇団☆新感線のいのうえひでのり氏が務めており、彼の独特な演出がこの作品にも色濃く反映されていることでしょう。
2026年1月には、松本幸四郎主演の「幸四郎版」の上映が始まり、その後、尾上松也主演の「松也版」が続く予定です。この2つのバージョンを見比べることで、さらに深い理解と感動を得られることでしょう。
まとめ
シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』は、ただの映画ではなく、歌舞伎の新たな形を提示する作品です。完成披露上映会で、その迫力と魅力を直接体感してみてはいかがでしょうか。公式サイトでは、詳細情報が公開されていますので、ぜひご確認ください。新宿ピカデリーでの瞬間をお見逃しなく!