白十字の新たな取り組み「やさしいひと」
介護業界で119年の歴史を誇る白十字株式会社が、新たなWEBショートムービー「やさしいひと」を4月6日より公開しました。この短編映像は、在宅介護の現実を親子の物語を通じて描いており、娘が介護する母親との愛情深い関係に焦点を当てています。
ストーリーは、介護を行う娘が母親の懐かしい思い出や、母親の尽きることのない愛情に触れることで、改めて感謝と愛情を感じる内容となっています。この作品は、介護する人と受ける人との関係性を見つめ直すきっかけとなり、「大切な人との、今とこれから」を考える重要なテーマを提供しています。
白十字の介護とサルバの歴史
白十字は、1962年に日本初の大人用紙おむつを発売し、以降50年以上にわたり介護製品の開発に取り組んできました。サルバというブランドは、2014年に30周年を迎えるなど、長年にわたり多くの介護現場を支えてきました。
サルバシリーズの大きな特長は、「弱酸性」素材を採用していることです。これは従来の「もれない」といった機能性に加え、おむつ内の環境を改善に寄与する新たな価値を提供します。肌に優しく、より快適な使用感を追求し続けるサルバは、介護を受ける人にとっても、介護を行う人にとっても心地よい製品です。
意識調査から見える親子の関係
白十字はまた、「親との今とこれから」に関する意識調査を実施し、全国の20代~60代の男女1000名の意見を集めました。この調査では、56%の人が親の老いや衰えを感じていると回答した一方で、53%は親の将来について家族で話し合ったことが「まったくない」と答えています。この結果には、多くの人々が親との将来についての議論や心の声を伝えることができていない現実が浮き彫りになりました。
特に、「感謝の気持ちを伝えたい」と感じながらも、その思いを口にできていない人が多数いることが分かりました。このようなギャップを埋めるために、白十字は本ムービーを通じて、家族が互いの気持ちを大切にし合う重要性を再認識してもらう意図を持っています。
白十字の会社概要
白十字株式会社は、主に医療と介護産業に特化したトータルヘルスケアカンパニーです。1896年に創業し、脱脂綿を初めとする多様な衛生材料を提供し続けています。現在では、大人用紙おむつや包帯など、さまざまな製品を展開し、医療や介護の現場からのニーズに応える努力を続けています。
- - 所在地: 東京都豊島区高田3-23-12
- - 代表者: 久保田 一夫
- - 設立年度: 1896年5月
- - 資本金: 1億円
- - 従業員数: 約600名
白十字の取り組みは、今後も広がりを見せ、より多くの人々に寄り添ったサービスの提供を目指しています。介護に対する理解と感謝の気持ちを深めるために、このムービーが一助となることを期待しています。