静岡の魅力を再発見する秋のイベント「Design November」のご紹介

静岡県静岡市で開催されるクラフトイベント「共生」の主催者である共生実行委員会が、今年新たに立ち上げたポータルサイト「Design November」。このサイトは、静岡県内で開催される様々なイベントやその背景を紹介することを目的としています。毎年、晩秋に行われる「共生」は、静岡市に工芸を根付かせた徳川家康公に由来し、駿府城公園で開催されます。今年で7回目を迎えるこのイベントは、二日間で累計9,000人以上の来場者を迎える成功を収めました。このイベントでは、地元のクラフト作家による作品の展示販売や、ワークショップなどを通じて、地域のものづくり文化を体感することができます。

加えて、同時期に開催される「KOBO NOW」というオープンファクトリーバスツアーも注目されています。このツアーでは、「ものづくり」に関心のある皆さんが直接工場を訪れ、製造プロセスを見学する貴重な体験をすることができます。共生実行委員会は、これまで静岡市内に特化してイベントを紹介していましたが、今年からは静岡県全体の注目のイベントを発信することで、より多くの人々に静岡の魅力を届ける活動をスタートしました。

「Design November」は、単なるイベントの告知にとどまらず、各イベントの背後にあるストーリーやキーパーソンについても深掘りしていきます。このアプローチにより、静岡県内のクリエイティブな取り組みを全国に広めることを目指しています。11月の静岡をデザインする、という視点でこのプロジェクトは進められています。各イベントについては、日程や場所、情報などが随時更新され、参加者が直接体験できる機会を提供します。

具体的なイベントも盛りだくさんです。例えば、11月1日から4日までの期間で開催される「大道芸ワールドカップ in 静岡」や、11月1日から12月1日までの「静岡市のデザインプロジェクト展駿府の工房匠宿」。その他にも11月6日から12月15日までの「Shizubi Reseach+ 倉俣史朗と静岡」や、11月16日と17日に行われる「共生 SUMPU Craft Market」、さらには掛川市での「かけがわ茶エンナーレ」や沼津市での「めぐる沼津映画祭」など、計画されている様々なイベントが目白押しです。これにより、静岡県が持つ豊かな文化や歴史、アートを探索する機会が与えられることでしょう。

「Design November」は、静岡県の魅力を発信する新たなプラットフォームとして、多くの人々にその価値を理解してもらえることを期待しています。今後、公式サイトやSNSを通じて最新のイベント情報などが随時紹介されていく予定ですので、ぜひチェックしてみてください。Instagramアカウント @design_november をフォローして、秋の静岡の魅力を楽しみながら、実際に足を運んでみることをお勧めします。静岡の秋は、アートと共に新たな発見が待っています。