C&W、神戸に新たな物流拠点「LF神戸弥栄台」を取得
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、兵庫県神戸市に物流施設「LF神戸弥栄台」を取得し、この施設の資産運用業務も担うことを発表しました。これは、同社のグローバルな物流施設展開の一環であり、今後の成長を見据えた重要な取り組みと言えるでしょう。
LF神戸弥栄台の立地特性
「LF神戸弥栄台」は、神戸流通センター内に位置しており、神戸淡路鳴門自動車道の「布施畑」インターチェンジからほど近い約1.6kmの距離にあります。この立地により、神戸市内や西日本各地への迅速な配送が可能で、まさに物流の拠点となる理想的な場所です。
周辺環境も魅力的で、住宅街が広がり、神戸市営地下鉄西神・山手線「総合運動公園」駅からも徒歩圏内。これにより、雇用の確保が容易で、地域経済への貢献が期待されます。
施設の特徴
「LF神戸弥栄台」は、地上4階建てのボックス型物流施設で、延床面積は約19,000平方メートル。設計も非常に実用的で、柱スパンは10m以上、倉庫の梁下有効高さは5.5m、床荷重は1.5t/㎡に対応しています。さらに、荷物用エレベーターと垂直搬送機がそれぞれ2基設置されており、材料の搬出入もスムーズに行えます。
このような特性から、テナントにとっては使い勝手が良く、高い効率性を持った施設です。特に物流業界のニーズに合致した設計は、顧客からの評価も高く、運用面でも有利な条件を提供しています。
サステナビリティへの取り組み
LF神戸弥栄台は、CASBEE Aランク認証を受けた先進的な物流施設です。環境への配慮も重要視されており、今後は屋根に太陽光発電設備の設置も計画されています。これにより、持続可能な事業運営を実現し、社会的責任を果たすことに寄与します。
株式会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメントの田中義幸社長は、「この物件のアセットマネジメント業務を受託できたことは大変嬉しい」と述べ、LF神戸弥栄台が西日本の配送拠点として理想的な立地にあると強調しています。
C&Wの物流施設展開
「LF」シリーズは、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドが提供する物流施設ブランドであり、全国各地で多様な施設を展開しています。LF神戸弥栄台も、その一環として位置付けられています。今後も、顧客のニーズに応じた高品質な物流施設の展開を進めていく予定です。
例として、LF奈良やLFつくばなど、既存の物流施設も高い評価を受けており、物流業界の新たなスタンダードを築くことを目指しています。詳細はLFシリーズの公式サイトで確認することができます。
LFシリーズWEBサイト
このように、C&Wの取り組みは地域の雇用促進や経済活性化を図るものであり、今後も目が離せない企業の一つと言えるでしょう。