株式会社JDSCがAI面接「CaseMatch」を導入
株式会社JDSC(東京都文京区、代表取締役社長CEO:加藤エルテス聡志)は、2027年卒業予定の学生を対象とした新たな採用手法として、AI面接プラットフォーム「CaseMatch」を採用しました。この取り組みは、合同会社アズユニ(東京都港区、代表社員:松本拓樹)によって提供されるもので、高度な論理的思考を有する学生との効率的な接点を構築し、選考プロセスを簡素化することを目的としています。
導入の背景
JDSC社は、産業と社会の変革を目指し、データやAIを活用して課題解決を進めるテクノロジーコンサルティングファームで、その信頼性は数多くの大手企業から高く評価されています。2026年から新卒採用を本格化させるにあたり、少数精鋭の採用を志向しながらも、いくつかの課題に直面しました。従来の選考方法では、グループディスカッションや複数回の面接が必要であり、それが面接官にとって大きな負担となっていました。
さらに、高い志を持つ学生との接点を作ることが難しく、希望する人材を集めることができないという悩みも抱えていました。これらの課題を解決するため、JDSC社は選考プロセスの見直しを行い、成長意欲の高い学生に早期にアプローチし、内定承諾率を向上させることを目指しました。
CaseMatchの導入効果
「CaseMatch」は、特許出願済みのAI評価技術を用いて、学生が解答するケース問題に対するスコアを自動的に算出します。この仕組みにより、通常の面接とは異なり、評価基準が統一され、評価の透明性が確保されます。JDSC社は、このプラットフォームを用いて、独自に設計したケース問題と評価基準で学生を選考しました。
導入後の効果としては、面接官の負担が大幅に軽減され、各学生の論理的思考力や施策の導出力が数値化されることが挙げられます。このように、AIによって客観的な評価が可能となり、将来的に成長が期待される人材との良好な接点を築くことが可能となりました。
JDSC社のコメント
JDSC社の常務執行役員COOである佐藤氏は、このAI導入によって大企業との共創やイノベーションの促進が図れると話しています。特にデータサイエンティストやエンジニアとの連携を深めながらも、優れた外部のソリューションとの協力を通じて、効果的に新卒採用を進めていく考えを示しました。今後は、より多くの学生との接点を持ち、ポテンシャルを深く見極めるためのテクノロジー活用を積極的に進めていく意向を表明しています。
今後の展望
合同会社アズユニは、JDSC社との連携を通じて、企業と学生の理想的なマッチングを実現するための支援を続けていきます。高い成長意欲を持つ学生が集まる環境を整え、社会全体に価値ある人材の創造を目指す方針です。AIを活用したHRのDXソリューションの進展が期待されており、今後の更なる成果に注目が集まります。