銀座のアート展「きらぼし★アート選抜展」で輝く才能たち
銀座の宗家 源 吉兆庵で現在開催中の「きらぼし★アート選抜展」は、岡山県内の障がい者が創作したアート作品を集めた特別な展示です。本展の目的は、アーティストたちが持つ個々の個性と表現力をさらけ出し、彼らの才能が星のように輝くことを願うことにあります。
この展覧会は、さまざまな背景を持つアーティストたちの作品が集まり、全24点のアート作品が訪問者を迎えています。特に注目すべきは、過去に「きらぼし★アート展」で受賞歴を持つアーティストたちの作品であり、若手の新進気鋭のアーティストたちの意欲作も並んでいます。展示作品の中から、目を引くものをいくつか紹介します。
アーティストの紹介
愛媛大学法文学部人文学科で学んでいる尾崎さんは、2023年に応募した「きらぼし★アート展」で造形賞と絵画賞を受賞しました。彼女の作品『真珠症に関する研究資料及び標本』や『脈-太陽・山・海-』は独自の視点と色使いが光ります。現在はデジタルアートに挑戦し、多彩な表現に取り組んでいます。
大阪のデザイン専門学校で学び、アートに情熱を注ぐカグラタニさん。30代から本格的に創作活動をスタートし、2019年から2022年にかけて「きらぼし★アート展」で複数の賞を受賞しています。彼の作品は油絵、パステル画、ペン画、そしてデザイン画と、そのスタイルは多岐にわたります。また、彼の作品『私の内に有る吐き出したい物』は特に評価が高いです。
展示の詳細
「きらぼし★アート選抜展」の開催期間は2025年6月3日から7月13日の約1ヶ月間にわたり、平日は午前10時から午後8時、土日祝日は午後7時までの開催です。また、月曜日は定休日となっており、入場は無料で予約も不要ですので、気軽に訪れることができます。
展示場所は、東京都中央区銀座6丁目9-8の宗家 源 吉兆庵の1~3Fです。訪れた際は、アーティストたちが表現した多様な感情や思考を感じ取ってください。
アート支援を行う出展パートナー
この企画は一般社団法人岡山障害者文化芸術協会の協力の元で実現しました。彼らは「一人一人が持つ自由な発想と色づかいを大切にし、アーティストとして輝く場を提供する」ことを理念に、アート支援や就労支援を行っています。この展覧会は、その理念の一環でもあり、障がいのある方たちが表現することの重要性を広める場となっています。
「きらぼし★アート選抜展」は、障がいの有無に関わらず、すべての人々にアートの素晴らしさを届けることを目指している展覧会です。ぜひ足を運んで、アーティストたちの熱い想いを感じてみてください。