大栄環境、スカラベサクレ株式を取得し連結子会社化を決定

大栄環境、スカラベサクレの株式取得を発表

2025年8月26日、大栄環境株式会社は取締役会において、株式会社スカラベサクレ（以下、スカラベサクレ）の一部株式を取得することを決定しました。この決定により、スカラベサクレは大栄環境の連結子会社となります。また、スカラベサクレの株式を保有する株式会社YTおよび株式会社YHの全株式も取得することが含まれています。

取得の背景

この株式譲渡の実施にあたり、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律（独占禁止法）などの規制の遵守を前提条件としており、2026年3月期第3四半期中の異動完了を予定しています。これにより、持続可能な環境ビジネスの拡大に寄与することを目指します。

大栄環境グループは、廃棄物の収集運搬から中間処理・再資源化、最終処分までのワンストップサービスを提供しており、環境創造に係るバリューチェーンを広く展開しています。また、脱炭素社会や循環経済への移行に伴い、ESG施策にも力を入れています。

スカラベサクレの概要

スカラベサクレは1994年に設立され、福岡県北九州市で産業廃棄物や汚染土壌の最終処分事業を行っています。同社の管理型最終処分場は、約8,810千m³の許可容量を持ち、専用バースを備えているため、広範囲なエリアからの廃棄物の効率的な受け入れが可能です。

この連結子会社化は、大栄環境の中期経営計画「D-Plan2028」における最終処分場の年間埋立計画量と残容量の拡大にも大きく寄与します。さらに、九州エリアでは、共同出資会社が公民連携事業（PPP）によるエネルギー回収施設の整備計画を進めており、スカラベサクレの連結子会社化によって、エリア内で完結する廃棄物処理・資源循環システムが構築可能となり、シェア拡大が見込まれます。

未来への展望

大栄環境グループは、管理型最終処分場の新増設計画を進めるとともに、新たなエリアでの管理型最終処分事業の展開を目指しています。社会インフラを提供する企業として、持続可能な循環型社会の形成に寄与し、さらなる事業成長を図る方針です。

詳細については、大栄環境株式会社のサイトもご確認ください。

大栄環境グループ公式サイト

会社情報