MamaWellが資金調達を成功させる
株式会社MamaWell(本社:茨城県つくば市、代表取締役:関まりか)は、新たにプレシリーズAラウンドでの資金調達を行い、累計調達額が2.4億円を超えたことを発表しました。今回のラウンドでは、WPower Fund、HearstLab、Shizen Capitalといった新たな投資家が名を連ねています。この資金は、企業や健康保険組合向けの事業拡大、自治体や医療機関との更なる提携に向けた活動費用として利用されます。
資金調達の背景と目的
MamaWellは、妊娠中の女性が直面する様々な不安や体調の変化に対応した伴走型の健康管理サポートを提供しています。近年、少子高齢化の影響で女性の就業機会が拡大している一方、妊娠期・出産期のサポートは依然として整備が不十分です。2025年から施行される「柔軟な働き方に関する意向聴取・配慮の義務」によって企業にはこれらの課題に対する個別対応が求められるため、MamaWellのサービスは市場ニーズに適ったものであるといえます。
今回の調達資金は、企業や健康保険組合への導入を進めるための業務拡大や、助産師ネットワークの整備に利用され、スピーディーに事業成長を目指します。
MamaWellの事業進捗と今後の展望
MamaWellは、設立以来、企業や健康保険組合、自治体といった多様な導入先を持ち、すでに2025年度には品川区での「オンラインMy助産師」事業にも取り組んでいます。今後はさらなる企業導入と自治体との協力を進め、地域に応じた支援モデルを構築するフェーズに入ります。
このさらなる成長は、MamaWellが持つ助産師を含む専門家のネットワークや支援実績に基づくものであり、公的制度と企業支援の狭間を埋めることを目指しています。社内外の知見を活かし、妊婦だけでなくそのパートナーについても支援を行い、妊娠期から産後まで継続的にサポートを提供する仕組みを構築します。
新たな資金提供者の期待
新規投資家からの期待も高まっています。WPower Partners Fundの関美和氏は、MamaWellが妊婦のデータを活用し、専門家による指導を提供することを評価し、安全な出産を望むすべての人にママウェルのサービスが届くことを期待しています。
また、HearstLabの土川純代氏は、MamaWellのビジョンが日本の未来を変える力を持つと確信しており、Shizen Capitalのメラリ・ソフィー氏も女性の健康課題に真正面から取り組むMamaWellに期待を寄せています。
MamaWellのサービス内容
MamaWellが提供する健康管理サービスは、ウェアラブルデバイスを介して妊婦のバイタルデータを収集し、パーソナル助産師によって個別化された健康管理プランを作成します。このプロセスでは、24時間対応のチャットサポートが利用可能で、妊娠中の不安や体調の変化に寄り添います。オンライン面談には、パートナーの参加も推奨されており、出産前からのスムーズな共同育児への移行をサポートします。
まとめ
MamaWellは、女性の生涯にわたる健康支援を通じて、妊娠中も安心して働き、生活できる社会の実現を目指しています。今後もチームは新たな挑戦と成長を続け、妊娠期の支援をより確かなものへと進化させていきます。さらなる支援と関与を希望する方々を歓迎しています。