損保ジャパンが導入したハイブリッド型SNSの新たな試み
損保ジャパンが築く新たなコミュニケーションのカタチ
株式会社損保ジャパンは、東京・新宿に本社を置く中核企業で、損害保険、生命保険、アセット・マネジメントを手がけています。近年、社内のコミュニケーションを改善するためにハイブリッド型SNSを導入しました。これは、複数のネットコミュニティを活用した新しい情報伝達の仕組みです。
ハイブリッド型SNS導入の背景
この取り組みは、金融庁からの業務改善命令を受けてのもので、企業運営の透明性や公正さを強化することを目的としています。損保ジャパンは、社内に硬直した関係がある中で、「お客様の視点」と「社会から見た視点」を重視し、情報が自由に流れる環境を整えるためにSNSの活用を決定しました。
ハイブリッド型SNSの特徴
ハイブリッド型SNSは、社員同士の柔軟なコミュニケーションを促進するために設計されています。具体的には、業務にとどまらず日記や業務に関するQ&A、さらにはファシリテーターによる円滑なコミュニケーションを図るコンテンツが用意されています。匿名コミュニティも設けられており、現場の問題が声に上がりやすい対策も講じられています。
リアルタイムでの効果が見込まれる
このSNSを通じて約2000人の社員が参加しており、業務改善の計画も進行中です。この試みはすでにいくつかのリスク管理においてポジティブな効果を実感しているとのこと。部門ごとの慣行やルールを見直し、より柔軟でオープンな社内風土の実現が期待されます。さらに、参加者が増加することで、08年3月末までには3000人を超えることが目指されています。
今後の展望
ハイブリッド型SNSの導入により、損保ジャパンは社員間のセクショナリズムを排除し、より良いコミュニケーション環境を育てていくことを目指しています。さらに、同社は今後もこのSNSを通じて新たな価値を創造する施策を展開する計画です。本取り組みが成功すれば、他の企業にも広がっていく可能性があります。
株式会社Beat Communicationの役割
この新しいSNSのシステム開発を担当しているのは、株式会社Beat Communicationです。東京・港区に本社を置く同社は、日本初の社内SNSパッケージを提供してきた企業であり、各種コミュニティの運営に関するノウハウを活かしつつ、このプロジェクトに参加しています。
このように、損保ジャパンのハイブリッド型SNSは、社内のコミュニケーションを活性化させ、社員同士がよりオープンに交流できる環境を提供することで、新たな風を吹き込んでいるのです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Beat Communication
- 住所
- 東京都港区赤坂8-5-28AXIA青山906
- 電話番号
-
03-6721-0658