大阪万博での新ロボ競技「XROBOCON」が注目
2025年8月に開催される大阪・関西万博では、次世代ロボット競技「XROBOCON」が行われます。このイベントで特筆すべきは、NHKエンタープライズが手がけるロボコンが、デジタルツイン技術とUnityを活用している点です。
新しい試み「XROBOCON」
XROBOCONは、AIによって制御されるロボットが活躍する競技で、約100名の参加者が集結します。参加チームは、Unityが提供する3Dシミュレーション環境「バーチャルフィールド」で、AI制御アルゴリズムの構築や戦略の立案を行います。そして、現実のロボットを操作するAIに指示を出しながら、フィールドでコインを多く獲得することで勝敗を争います。
Unityによる技術支援
この大会でUnityが選ばれた理由は、ROS(Robot Operating System)との連携の容易さと、デジタルツインでの実績にあります。また、Unity Asset Transformerを用いることで、ロボットのCADデータのインポートも簡単に行えることが挙げられます。これにより、全参加チームがスムーズにシミュレーションを行える体制が整っています。
Unityは大会出場チームへのサポートも行い、Unity Asset TransformerやAsset Managerの使い方に関する講座も実施しました。これにより、各チームは大会に向けた準備を万全に進めることができています。
技術的挑戦とメリット
大会のプロデューサーである吉田拓史氏は、この競技の技術的な挑戦について触れ、AIエージェントがロボットを管理する点が重要であると語っています。デジタルツインとリアルロボットを連携させることが競技の鍵だとし、Unityの使いやすさが全てのチームにとって大きな利点であると述べました。
Unityの未来
Unityは今後も様々な業界でリアルタイム3D技術やデジタルツインを活用したソリューションを提供し、イノベーションを促進し続けることを目指しています。
大会の詳細
- - 名称: XROBOCON 第1回大会 in 大阪・関西万博
- - 日時: 2025年8月26日(火)14:00~17:00, 2025年8月27日(水)14:00~17:00
- - 会場: 大阪・関西万博EXPOホール「シャインハット」
- - 主催: NHKエンタープライズ
この興奮の大会の詳細については、公式サイトでご確認ください。