和紙の魅力を引き出した漫画家・きたがわ翔の新作展

きたがわ翔、新作を和紙で発表

2025年8月11日（月）から16日（土）まで、東京の日本橋にある小津和紙小津ギャラリーで「第5回このまの会」が開催されます。この美術展は、現代作家グループ「このまの会」によって開催され、漫画家のきたがわ翔氏が新作を発表することが予定されています。本展は、日本の伝統的な素材である和紙を用いた多様なアートが展示される場となります。

開催の背景

「このまの会」は、現代日本画家の須藤和之氏が2021年に設立した作家グループで、日本画や写真、油彩、漫画などさまざまなジャンルの作家が集結し、伝統的な和紙の技法に挑戦してきました。特に、今回の展覧会で使用される和紙は、370年以上の歴史を持つ小津和紙です。小津和紙は、その優れた品質と独特の風合いで知られており、多くのアーティストに愛されています。

きたがわ翔氏とは

きたがわ翔氏は、1981年にデビューした著名な漫画家であり、その作品は多くのファンに支持されています。特に、青春や家族の絆を描いた作品で知られ、国家的な書店でも彼の作品は大ヒットを記録しています。今回は、彼が「このまの会」に初参加し、和紙を基にした新作に挑戦します。

和紙とのコラボレーション

きたがわ氏は、昨年の原画展で初めて小津和紙とのコラボレーションを行い、そこから新たな作品制作のインスピレーションを得ました。自らが選んだ和紙には、波紋の模様や雨粒が地面に広がったようなデザインが施されており、彼の絵と調和する美しい作品に仕上がっています。作家のコメントによると、「実際に和紙を見せてもらい、それを生かした絵を描くことができて嬉しい。どんな作品になるのか、皆さんに楽しみにしてほしい」とのことです。

展覧会の詳細

- 開催日時: 2025年8月11日（月）13:00開場 - 8月16日（土）16:00閉場
- 入場料: 無料
- 場所: 小津和紙小津ギャラリー（東京都中央区日本橋本町3-6-2小津本館ビル2階）
- ギャラリートーク: 8月16日14:00〜15:00（きたがわ氏を含む出品作家による解説と座談会）

メッセージ

期間中、来場者は涼しげな空間で、アナログ描画ならではの迫力を感じることができるでしょう。きたがわ氏からは、「デジタル全盛の今、絵筆で描いた原画の魅力を感じてもらえたら嬉しいです。心を込めて描いた絵と和紙を楽しみに来てください」とのメッセージが寄せられています。彼の新たな芸術の挑戦をぜひ直接の目で確認してみてはいかがでしょうか。