子育て支援と環境意識を育む「こども服の譲渡会」が再登場

東洋学園大学で実施される「こども服の譲渡会」

2025年9月4日、東京・文京区の東洋学園大学にて、「こども服の譲渡会」が行われます。今年も前回に引き続き、ゼンドラ株式会社との協力の下、地域社会を支える取り組みとして、多くの期待が寄せられています。このイベントは、学生が地域の子育て支援に参加しながら、SDGsの観点からも重要な意義を持っています。

幅広い参加者のニーズに応える譲渡会

譲渡会では、昨年の約2,500着を超える、約3,000着のこども服を提供予定です。参加は無料で、必要とされる方に実際に服を手に取っていただける場となります。特筆すべき点は、参加者が希望するサイズで服を選べるスタイルを取っていることで、性別に関係なく利用できるよう配慮されています。これにより、学生たちが創り出す多様性と包容性のある環境を実現しています。

今年は新たに公開学習会も実施

今年の譲渡会では、特に注目されるのは「大学生と考える子育ての現状と課題」という公開学習会が開催される点です。このセッションにおいては、子育ての現状や学生が抱える不安、また地域における子育て支援のあり方をテーマに、参加者と学生が意見交換を行います。また、この公開学習会に参加すると、譲渡会に通常より15分早く入場できる特典も用意されています。

イベントの背後にある願い

この譲渡会は単なる服の提供にとどまらず、地域住民との交流を通じて、子育て支援や環境問題への理解を深めるための重要な活動です。特に、文京区が推進している「２R」（ごみを減らすReduce、再利用するReuse）活動の一環として位置付けられています。ゼンドラ株式会社と文京区は、環境省から選ばれたモデル事業としても評価されています。