滑落事故を防ぐ「アクロバット」展示情報
株式会社G-Placeは、2025年11月26日から29日まで幕張メッセで開催される第9回鉄道技術展に、常設型転落防止システム「アクロバット」を出展します。ブース番号はW-26で、伊岳商事のITAKE STREET内に位置します。
アクロバットとは?
アクロバットは、高所での点検や整備、荷役作業を行う際に必要な墜落防止機能を備えた「親綱タイプ」のシステムです。主にワイヤーやレールを利用したこのシステムは、危険場所への接近や高所からの転落を防ぐ目的で設計されています。シンガポールに本社を構える製造会社によるもので、EN規格(欧州標準規格)に準拠しており、世界各地で700件以上の設置実績があります。
日本国内においても、2020年から株式会社G-Placeを通じて発売が始まり、その後、特にフルハーネス着用義務化の影響で大手企業、官公庁を含む様々な現場で需要が高まっています。
展示の内容
展示会では、特に鉄道整備で使われる「水平型ワイヤータイプ」が中心となります。この製品は、既に首都圏の大手鉄道会社での導入が進んでおり、設置希望の声が続々と寄せられています。
ブースでは、実際の使用を想定した点検歩廊の模型を用意し、アクロバットの設置例を実演します。来場者にはフルハーネスを装着しての使用感体験も提供され、見て触って体感できる機会が設けられています。写真や動画も撮影可能です。
アクロバットの特性
1. 作業効率を落とさないパススルー構造
アクロバットの最大の特徴は、「パススルー構造」になります。これにより作業者はフックを掛け替えることなく、安全に高所を通過することが可能です。
2. 幅広い設置実績
様々な建物や環境に合わせた柔軟な設計が行えることで、特定の業務にフィットした安全対策が可能です。
3. 高い安全基準
EN規格に基づく高い安全性が保証されています。
4. デザイン性
シンガポールの有名建築物でも採用される高いデザイン性が特長です。
5. 定期点検サービス
設置後も安心を提供するため、年に一度の点検サービスが用意されており、長期間にわたる安全性が確保されています。
フルハーネス型墜落制止用器具の義務化
日本では毎年多くの高所作業中の事故が発生しており、その対策が急務となっています。2019年から高所作業時のフルハーネス型墜落制止用器具の着用が義務化され、2022年からは旧規格品が規制対象になりました。
このような背景から、多くの作業現場で高所安全対策が求められています。アクロバットは、その使命を果たすべく、安全で快適な作業環境の提供に努めています。
展示会情報
- - 開催日時: 2025年11月26日(水)~29日(土)10:00~17:00(最終日は16:00終了)
- - 会場: 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
- - 参加費: 一般2,000円(招待券持参者・事前登録者は無料)
株式会社G-Placeについて
1968年に設立された株式会社G-Placeは「アイディアで未来をつくる」を企業理念に掲げ、多角的に事業展開を行っています。高所安全対策製品の販売に加え、地域貢献にも積極的です。
公式サイト:
G-Place
安全な作業環境づくりのための最新技術を是非、現地で体験してください。