juwi自然電力設立
2013-01-25 15:29:29
再生可能エネルギーの未来を切り拓く新会社juwi自然電力株式会社の設立発表会
新たな挑戦が始まる!juwi自然電力株式会社の設立
再生可能エネルギー業界に新たな風を吹き込む企業が誕生しました。2013年1月24日、東京・赤坂にて、国内のエネルギー市場に特化した合弁会社「juwi自然電力株式会社」の設立発表会が開催されました。
この新会社は、自然エネルギー発電所の開発と運営に注力し、日本国内におけるメガソーラー事業を強化することを目指しています。設立を宣言したのは、日本の自然エネルギーのリーディングカンパニー、自然電力株式会社とドイツの世界的なEPC企業juwi株式会社との連携によるものです。
自然電力の強み
発表会では、自然電力株式会社の代表取締役社長、磯野謙氏が、自社の特長を強調しました。彼は、「コスト競争力を持ったメガソーラーEPC企業」としての目指すべき姿を描き、地元との協業や地域貢献の重要性を述べました。「売電収入の1%を地域へ還元し、ローカルコミュニティの活性化を目指す」との言葉は、地域密着型の企業としての姿勢を如実に表現しています。
経済的背景と新たな展望
2011年以降、日本の電力市場が大きく変わったことを踏まえた磯野氏は、新会社の必要性を語りました。「固定買取制度や税制優遇の充実により、新規参入業者が増えてきたが、品質への懸念もある。我々の知識とjuwi社の技術を組み合わせて、地域に根差した高品質な発電所をつくるのが我々の使命です」と力強く述べました。
長谷川氏は、最初の事業目標として100MW規模のプロジェクトを50件、年間300億円の売上を掲げ、さらには2015年には300件のプロジェクトで600MW、750億円の売上を目指すという大きなビジョンを示しました。
juwi社の実績
次に、juwiグループのCFOであるマーティン・ウィンター氏が同社の事業内容と実績についてプレゼンテーションを行いました。1996年に設立されたjuwi社は、現在世界各国に20社の子会社を持ち、2800人の雇用を生み出している企業です。「我が社は世界第2位の規模を誇るソーラー事業社であり、過去最大の風力と太陽光の導入実績を持っています」との紹介があり、globalな視点から見た顧客アプローチの重要性が語られました。
日本市場での期待
長谷川氏は、今後の日本市場における展望を語りました。「日本のメガソーラー市場は新規市場であり、juwi社の国際的な経験を活かし、低コストの発電を実現できる大きなチャンスがあります」と強調し、両者の連携がもたらす可能性について期待を表明しました。
質疑応答セッション
発表会では、出席者たちの質問にも丁寧に答える場面がありました。福島原発事故後の地域密着の進め方や、風力と太陽光の注力配分について意見交換が行われ、発表者たちの熱い思いが伝わりました。「地域とのネットワークが必要であり、今後は東日本大震災の被災地でも事業を展開したい」と強調された磯野氏の言葉が特に印象的でした。
juwi自然電力株式会社の概要
juwi自然電力株式会社は、再生可能エネルギー促進を目的に設立され、今後の日本におけるエネルギー市場において大きな役割を果たしていくでしょう。そのビジョンは明確で、地域のニーズに応えるとともに、持続可能なエネルギーの発展に寄与する企業として期待されています。
設立からの歩みと新たな挑戦が、今後どのように広がっていくのか、多くの人々が注目しています。
会社情報
- 会社名
-
自然電力株式会社
- 住所
- 東京都文京区西片1-15-15 春日ビジネスセンタービル7F
- 電話番号
-
03-3868-0344