マリノアシティ福岡で進化する電動モビリティの未来

マリノアシティ福岡で電動モビリティの新たな挑戦

2022年1月の指定された土曜日と日曜日、福岡に位置するマリノアシティで「モビリティサーキット in マリノア」と名付けられた特別なイベントが開催されます。このイベントでは、電動キックボード「mobby」や電動ゴーカート「Ninebot Gokart」の試乗が体験でき、来場者たちは新たな形のモビリティに触れる機会を得ることができます。

特に注目すべきは、株式会社mobby rideの電動キックボード「mobby」に対する実証実験です。この実験は、大成建設株式会社と協力して進めており、電界結合技術を用いたワイヤレス給電方式を採用しています。この技術により、床から送られる無線電力で「mobby」のバッテリーが充電される仕組みが実現されています。

ワイヤレス給電のメカニズム

ワイヤレス給電技術は、充電が必要なバッテリーに電源から無線で電力を供給する画期的な手法です。具体的には、高周波電源から床上に設置された送電板を通じて、モビリティに取り付けられた受電ユニットに電力が供給されます。今回のプロジェクトで使用する「グリーン充電ポート」は、再生可能エネルギーの一環として太陽光発電による電力を使用し、持続可能な充電方法を目指しています。

進化する交通インフラ

このプロジェクトを進める株式会社パワーウェーブは、愛知県豊橋市に本社を置くベンチャー企業で、豊橋技術科学大学の技術を基にワイヤレス電力伝送システムを開発しています。彼らは、電気自動車を含む多様な電動機器に対し、高い効率で安定した電力供給を可能にし、未来の電気供給インフラの構築を目指しています。

特に、このワイヤレス充電技術は、モビリティの走行中でも電力供給ができるため、バッテリーレスの電気自動車の走行が実現可能となります。これにより、交通手段としての電動モビリティが大幅に進化し、環境にも優しい運転が実現できるのです。

イベント詳細

「モビリティサーキット in マリノア」では、来場者が実際に「mobby」の試乗を体験できるだけでなく、この革新的なワイヤレス給電のデモンストレーションも行われる予定です。参加者は、最新の技術を体感しながら未来の移動手段について学ぶことができるでしょう。

本イベントは、新たな技術や環境に配慮したモビリティの重要性を広める良い機会でもあります。興味のある方は、ぜひマリノアシティ福岡に足を運び、最先端の技術に触れてみてはいかがでしょうか。