2025大阪万博がきっかけとなる新たな取り組み
2025年に大阪で開催される「大阪・関西万博」が、持続可能な社会を目指す新たな挑戦をスタートします。その中で、たこ料理の専門店「たこ家道頓堀くくる」が、環境配慮型紙皿を導入することが発表されました。この取り組みは、環境問題への意識が高まる中、リサイクルとアップサイクルを通じて、持続可能な未来を実現するための重要な一歩です。
環境に優しい素材の活用
株式会社エス・ピーパックは、卵の殻を活用した環境配慮型紙「CaMISHELL」を使用した紙皿の提供を開始しました。この紙皿は、大阪・関西万博に出店される「たこ家道頓堀くくる」の全4店舗で使用される予定です。CaMISHELLは、主に産業廃棄物として処理されていた卵殻を原料としており、パルプ消費の削減だけでなく、焼却時のCO2排出量の削減にも寄与します。
導入の背景には、万博が目指す「脱炭素社会」の実現に向けた企業の連携があります。たこ家道頓堀くくるは、液卵を多く使用する業態であり、卵の殻のリサイクルを促進することで、さらに環境への貢献を強化していく考えです。
SDGsの実現を目指して
たこ家道頓堀くくるは、「人も地球も元気に」という理念のもと、SDGs(持続可能な開発目標)を積極的にサポートしています。この取り組みを通じて、リユースやリサイクルが進む循環型社会の実現を目指し、持続可能な経営に向けた努力を続けています。
エス・ピーパックの環境配慮型商品の拡充
株式会社エス・ピーパックは、1995年に設立された企業で、これまでにも数々の環境配慮型商品の開発を行っています。特に、100%再生素材「RETEXPET®」や、焼却時にCO2排出量を大幅に削減する「グリーンナノ」技術の導入が注目されています。これらの製品は、顧客のサステナビリティニーズに応えるために開発され、業界の先駆者としての地位を確立しています。
また、2023年より従業員向けの名刺にもCaMISHELLを使用するなど、環境に配慮した取り組みが進められています。今回の「たこ家道頓堀くくる」向けの紙皿導入は、さらに商品開発の幅を広げ、パッケージ業界における環境配慮型商品の企画力を高めることに寄与しています。
たこ家道頓堀くくるの魅力
「たこ家道頓堀くくる」は、大阪の道頓堀に本店を持ち、親しみやすく、身体に良い素材を大切にしたたこ料理を提供しています。江戸時代の川柳に由来し、いも・たこ・なんきん(かぼちゃ)など、自然の恵みを生かしたメニューが特徴です。特に、自慢の大たこ入りたこ焼は、外はふわっと、中はとろっとした食感を誇る一品。たこ焼マイスターが織りなす本場大阪の味を楽しむことができる店舗として、多くの人に愛されています。
未来に向けた一歩
2025年の大阪・関西万博は、人々や自然環境の幸せを作り出すためのプラットフォームとなることでしょう。その実現に向けて、たこ家道頓堀くくるのように、環境に優しい取り組みに賛同する企業が増えていくことを期待しています。今後も、「たこ家道頓堀くくる」や株式会社エス・ピーパックによって、持続可能な社会に向けた新しい風が吹き続けることでしょう。