下司悠太の個展
2025-10-06 11:10:14

歌舞伎町で味わうアートと味噌文化の饗宴!下司悠太個展「Whatʼs Entertainment?」

アートと味噌文化が交錯する個展



2025年10月14日から11月9日まで、新宿・歌舞伎町のアートスペース「デカメロン」で、下司悠太(げし・ゆうた)による個展『Whatʼs Entertainment?』が開催されます。下司は、自ら仕込んだ味噌を使用し、日常的な生活をアートとして表現しているアーティストです。この展覧会では、彼の生きざまが作品として具現化され、観客はその一部を体験することができるのです。

下司悠太の生活とアートの交差点



下司は、自身の手で味噌汁を作り、普段着を手作りし、自作の家具で生活する様子を通じて、生活とアートのリンクを探求しています。彼は「公開生活」という形で、日々の営みを芸術として認識させ、観客との対話を試みます。彼の取り組みは、ミエーレ・レイダーマン・ユークレスの「メンテナンス・アート」を参照した社会批評的な視点に彩られています。この展覧会では、下司のテーマである生活の支えについて考察が行われます。

参加型の味噌仕込み体験



特に注目すべきは、会期中に実施される「みそ仕込み」体験です。参加者は、音楽と共に味噌を仕込むことができ、自宅に持ち帰ることができます。料理を通じたアートの表現は、下司の哲学に根ざしています。このプロセスを通じて、観客は歌舞伎町という混沌とした都市の中で新たなつながりを感じることができるでしょう。

抵抗としての生活アティチュード



下司は、時間やお金の制約がある社会の中で「美味い味噌汁をつくり続ける」ことで、生活の主導権を取り戻そうとしていると語ります。彼の挑戦は単なる自己表現ではなく、現代社会への抵抗とも捉えられ、生活そのものが持つ力を再認識させます。「革命には至らないが、自分にできる100%の抵抗が味噌汁だ」と語る彼の言葉は、参加者に深い思索を促します。

他者への影響—真似しやすい美学の探求



さらに、彼の創作活動において「他人が真似しやすいクオリティー」を重要視しています。それは、ただの低クオリティーではなく、持続可能であり「真似したいと思わせる」要素を持つことを意味します。料理や音楽、美術作品において彼の美学は共通しており、それは観客に他者と交流する力を与えるのです。このように、下司は自身の活動を通して、生活の中にアートを取り入れることの意義を探求し続けています。

アーティストのプロフィールと過去の活動



下司悠太は、米と味噌汁の朝ご飯屋「台所」の店主としても知られています。彼は大学卒業後、会社員として働きつつ家事代行業に従事していましたが、2021年には自身のアート活動を本格化させました。彼の主な個展には「鉛筆はけずらないとつかえない」、さらには「反抗的味噌汁」などがあり、現在に至ります。彼は、見過ごされてきた日常的な営みにスポットライトを当て、現代社会の中でアートと生活の融合を目指しているのです。

結びに



下司悠太の個展『Whatʼs Entertainment?』は、ただのアート展示ではなく、生活の一部をアートとして捉え直す試みです。歌舞伎町のデカメロンで開催される際には、参加型のワークショップもあり、観客が自らの手で味噌を仕込む体験も用意されています。これは、混沌とした都市生活の中で、新たなつながりや意義を見出す契機となることでしょう。

開催情報
  • - 会期:2025年10月14日(火)~11月9日(日)
  • - 会場:デカメロン、東京都新宿区歌舞伎町1丁目12-4
  • - 営業時間:20:00~27:00
  • - 休廊日:月曜日

ぜひ、この機会にアートと味噌文化の世界に触れてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
有限会社スクラムライス
住所
新宿区歌舞伎町2-1-2HANROKUビル6F
電話番号
03-6380-3990

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