次世代通信の鍵を握る7 GHz帯
アンリツ株式会社が、Mobile World Congress 2026において、世界的な半導体企業Qualcomm Technologiesと共同で先進的な7 GHz帯の検証技術を発表します。この8月にバルセロナで開催されるイベントは、テクノロジー業界の重要な展示会として知られており、様々な革新的なソリューションが集結します。
7 GHz帯は、現在の5Gシステムのミッドバンド周波数と、次世代の6G移動通信システムに向けた新たな周波数帯との架け橋となっています。この周波数帯は、カバレッジや通信速度、またその実装の容易さに優れ、高度な拡張現実(AR)技術や最新のセンシング技術を支える土壌となります。
アンリツの新たな試み
アンリツは、7 GHz帯の特徴を活かすために、新たなRFハードウェアオプションを開発しました。この革新的なハードウェアは、無線通信試験機「ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A」に利用され、国際標準化が進められているLower FR3帯(最大16 GHz)をカバーする能力を持っています。今後、ソフトウェアのアップグレードを通じて、さらなる機能強化を行い、6Gデバイスの開発支援を目指しています。
デモの内容
このデモンストレーションでは、アンリツとQualcommが共同開発したMT8000Aと、7 GHz帯に対応したQualcommのModem-RF Systemを組み合わせたテストデバイスプラットフォームが使用され、具体的な検証を実施します。両社の共同作業により、信頼性の高い試験および検証ソリューションがセルラーエコシステムに向けて提供されることになります。
業界の期待
アンリツのモバイルソリューション事業部の部長である横尾大三郎氏は、「7 GHz帯は6Gへの架け橋となる重要な周波数帯です。Qualcommと協力し、業界が安心してイノベーションに取り組めるツールを提供できることを誇りに思います」と述べ、両社の専門知識を結集して7 GHz帯の性能を示すことへの期待を表明しました。
さらに、Qualcomm Technologiesのプロダクトマネジメント担当のバイスプレジデントであるSunil Patil氏は、「FR3は6Gに求められる新たな広帯域を実現するために極めて重要です。アンリツとのこの協業を通じて、業界に将来のワイヤレスイノベーションを加速させる確信とツールを提供できることを嬉しく思います」と語っています。
まとめ
7 GHz帯の技術は、次世代のワイヤレス通信において重要な役割を担っており、MWC Barcelona 2026での展示はその一端を示すものとなるでしょう。アンリツとQualcommの連携により、通信の未来に向けた一歩が刻まれます。最新の情報や詳細については、アンリツの公式Webサイトやソーシャルメディアを通じて発信される予定です。