株式会社INEEJIが「第10回高機能金属展」に初出展しAI技術を紹介

株式会社INEEJIが「第10回高機能金属展（メタルジャパン）」に初出展

2023年10月4日（水）から6日（金）までの3日間、幕張メッセにて開催される「第10回高機能金属展」（通称「メタルジャパン」）に、製造業向けのAI専門企業である株式会社INEEJI（イニージ）が初めて出展します。この展示会は、機能性フィルム、プラスチック、炭素繊維複合材、金属、セラミックスなどの最先端の素材技術が集まる世界最大規模のイベントで、多くの業界関係者が訪れます。

企業の強みと技術的評価

イニージは、独自のAI技術を活用した製造プロセスの最適化を目指しており、その成果は世界的な学会でも評価されています。特に、2021年に発表した「Automatic Correction of Internal Units in Generative Neural Networks」は、MITからも優れた技術成果として取り上げられました。この技術は、生成モデルが抱えるエラー修正の課題に対して解決策を提示するもので、KAISTのチェ・ジェシク教授からも注目を浴びました。

さらに、2022年にNeurIPSで発表した「Distilled Gradient Aggregation」は、世界最高水準のディープラーニングにおける説明可能な人工知能（XAI）技術を開発したとして、高く評価されています。イニージは、特に鉄鋼、セメント、化学、ガラスなど様々な製造業のニーズに応じたAIソリューションを提供し、精度の高い予測と制御を実現しています。

特許と競争力

また、米国や日本などを中心に4件の特許を登録し、さらには12件の出願を行っています。最近では、Googleが保有する説明可能人工知能のツールキットにおいて、LeRF/MoRFの性能をそれぞれ最大0.436及び0.020向上させるアルゴリズムを開発したことが報じられました。このような高度な技術力の背景には、イニージの技術開発に対する意欲と努力があります。

展示の内容

今回のメタルジャパンでは、イニージが誇る「INFINITE OPTIMAL SERIES™」という製造業向けのAI予測・制御ソリューションを紹介します。このソリューションは、少ないデータでも導入可能であり、シームレスな運用を実現しています。また、まもなく発売予定の大型予測モデル「Infinite Predict GPT」に関しても、その開発方向性を来場者に共有する予定です。

INFINITE OPTIMAL SERIES™は、製造プロセスの隠れた非効率を迅速に特定し、改善する力を持っています。これにより、製造業の効率性向上を実現するだけでなく、コスト削減にも寄与します。

高機能金属展の詳細

イニージのブースは、高機能金属展の6ホール、40-46番に位置します。製造業の工程効率に関するさまざまな悩みや解決策を、展示ブースで直接相談できる機会です。この展示会を通じて、イニージの最先端の技術を体験し、製造現場の変革につながるヒントを得られることを期待しています。

公式サイトでも詳細情報が公開されているので、ぜひチェックしてみてください。高機能金属展は、皆様のご来場を心よりお待ちしております。