チリのカマンチャカワインを学ぶ年末プレミアムセミナー開催

チリの砂漠が育むカマンチャカワインとは？

チリのワイン市場の変化

コロナ禍を受けて、私たちの生活様式が大きく変わりました。特におうち時間に注目が集まるようになり、年末年始を家で過ごすことが一般的になりました。このため、おうちで高品質なワインを楽しむニーズが高まっています。日本におけるチリワインの輸出は32%も増加し、多くの人々がその魅力に引き寄せられています。

カマンチャカワインの魅力

チリ北部のアタカマ砂漠で栽培されるカマンチャカワインは、独特の特徴を持っています。この地域は世界で最も乾燥した場所として知られ、一般的にはブドウ栽培には適さないと思われがちです。しかし、意外にもソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ、ピノ・ノワール、シラーといった冷涼地を好む品種が捉えられ、栽培が行われています。

この砂漠の過酷な環境は、ブドウに独特のミネラル感を与え、他のチリ中央部のフルーティーなワインとは一線を画す個性を生み出します。塩っぽいミネラルを感じながらも、リッチな果実味が感じられるのがカマンチャカワインの魅力です。

プレミアムワインセミナーの開催

チリ貿易振興局の日本オフィスが主催する「チリ・プレミアムワインセミナー」が12月12日にオンラインで開催されます。このセミナーでは、カマンチャカワインの特性や生産背景について詳しく説明される予定です。

参加者は、事前に試飲用のワインセットを購入することができ、実際に味わいながら学ぶことができる貴重な機会です。セミナーは、カーヴ・ド・リラックスの別府岳則氏がファシリテーターを務め、ワイン専門誌『WANDS』の元編集長、番匠國男氏やソムリエの稲岡美里氏が講師を務めます。