GO株式会社、後部座席タブレット次世代端末を全国導入開始
タクシーアプリ「GO」を手がけるGO株式会社が、全国のタクシー車両に搭載される後部座席タブレットの次世代型端末を今夏より本格的に導入します。この新型タブレットは、より使いやすく、操作性と視認性を向上させた設計が特徴であり、スムーズな決済をサポートします。
次世代端末の特徴
新たに導入される後部座席タブレットは、従来の物理ボタンを排除し、全面がディスプレイ化されたことにより、使用者にとっての利便性が向上しています。従来の10インチから13インチへと画面サイズが拡大し、決済画面の認識が格段に良くなりました。また、乗務員とお客さまの会話をサポートするための音声通訳機能も搭載し、バイリンガル表示に対応しています。
タクシーの運行は長時間に及ぶため、車載端末は高い耐久性が求められますが、GO株式会社ではドライブレコーダーやタブレット端末を自社開発しています。この新型タブレットはその技術を生かし、従来の端末と比べて安定した通信を実現しました。さらに、デュアルSIMを搭載することで通信障害発生時の対策も講じられています。
決済機能の向上
この後部座席タブレットは、決済の幅も大きく拡充され、クレジットカードや交通系電子マネー、QRコード決済を始めとする様々な決済方法に対応しています。具体的には、VisaやMastercard、American Expressなどの国際ブランドに加え、国内の交通系電子マネーにも対応しており、利便性は抜群です。これにより、利用者は多様な方法でスムーズに決済を行うことができます。
バイリンガルサービスの導入
特に注目されるのは、音声通訳機能が搭載され、日本語と英語に対応している点です。これにより、海外からの観光客とのコミュニケーションが円滑になり、インバウンド需要の拡大にも寄与することが期待されています。タクシー業界でのこうした取り組みは、利用者の移動体験を向上させるだけでなく、乗務員にとっても働きやすい環境を作り出します。
今後の展開
GO株式会社は、この後部座席タブレットを通じて、移動体験の向上と営業中の乗務員の負担軽減を目指しています。2025年7月までに全国で約71,000台のタクシーがこの新型タブレットを導入する予定で、一部地域を除く36都道府県で実施されます。タクシー業界のデジタル化が進む中、GO株式会社はその最前線で革新を続けていくことでしょう。
この導入によりタクシー業界がどう変わっていくのか、一層の注目が集まりそうです。GO株式会社は、タクシー関連サービスを通じて、日本の交通インフラを支える重要な存在として、業務を展開しています。