地域の有機廃棄物を新資源に変換
地域の有機廃棄物を新たな資源に変換する試みが進行中です。西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、2025年5月21日から地域との共創パートナーを募集すると発表しました。この取り組みは、地域の廃棄食品やさまざまな有機廃棄物を新しい資源に転換し、地域経済の活性化や循環型社会の実現を目指します。
過去の成功事例と新たなプログラム
NTT西日本は、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」を活用して実施する事業共創プログラム『Business Match-up! For Next Value』の第6回としてこの募集を行います。このプログラムは、企業、スタートアップ、研究機関と連携して資源循環を実現することを目的としています。過去のプログラムでは、11社との共創活動が成功裏に行われており、その中には短期間でサービスを開始した事例も含まれています。
プログラムの主な目的
本プログラムの主な目標は、地域の有機廃棄物(汚泥、もみ殻、食品廃棄物など)を価値ある資源に変換することで、地域社会には新たな経済的効果をもたらし、持続可能な環境を実現することです。具体的には、一次発酵物の利用や、地域の未活用有機廃棄物の新たな資源化を目指す技術やサービスの共創が求められます。
募集概要
募集テーマ
1.
一次発酵物の価値創出: 食品残渣発酵分解装置を用いて発酵された野菜や果物を用いた新たな価値の創出。
2.
地域有機廃棄物の利活用: 未活用の有機廃棄物を資源として再利用可能な技術やサービスの開発。
スケジュール
- - 2025年5月21日(水): 説明会・応募開始
- - 2025年6月16日(月): エントリー締切
- - 2025年6月23日(月): ピッチ登壇企業の書類提出締切
- - 2025年7月7日(月): 登壇企業発表(5社予定)
- - 2025年8月5日(火): ピッチ大会
参加方法
参加を希望する企業は、NTT西日本の公式Webサイトより応募する必要があります。選考は書類選考とピッチ選考を経て行われますが、特にソーシャルインパクトや市場優位性が重視されます。
企業への期待
NTT西日本は採択企業のアイデアに基づき、共創事業の実証実験に対しても予算を支援する他、出資を検討することもあります。これは、循環型社会に向けた重要な一歩となるでしょう。
提供するアセットの例
プログラム参加者が活用できるアセットには、食品残渣発酵装置や地域のリサイクルセンター、全国規模の営業チャネルなどが含まれます。このようなリソースを利用しながら、いかに新たなビジネスモデルを創り出せるかが鍵となるでしょう。
興味のある方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認し、参加を検討してみてください!