衝撃実話が描く家族の現実
2025年1月28日、株式会社KADOKAWAが新たに刊行するコミックエッセイ『それでも家族を続けますか? 難病児のワンオペ中に、夫が520人と不倫してました』。この作品は、SNSで話題となった衝撃の実話を基にしており、原作はくさのねむ、漫画はあらいぴろよが手掛けています。
物語の背景
原作のくさのねむさんは、世界でも約30人しかいない希少性疾患を持つ息子を持つ母親です。彼女は医療的ケアが必要な我が子を一人で育てるワンオペ育児を続けていました。しかし、その最中に夫が520人もの女性と不倫していたことが明らかになったのです。その衝撃的な真実に直面するねむさんの心の葛藤を描いたこのエッセイは、ただの家族の物語ではなく、さまざまな社会問題をも反映しています。
内容の詳細
作品は、ねむがパートナーとして「理想の夫」と信じて結婚したものの、次第に夫が残業や生活費の問題で彼女を苦しめている様子から始まります。夫は出産前に会社を立ち上げて苦境に立たされていましたが、その言い訳は後に偽りであることが判明します。貯金を切り崩して育児を続けていたねむさんの元に、夫の鞄から発見された精力剤や避妊具。問い詰めた瞬間から、彼女の心に深い傷が生まれていくのです。このような形で、夫の性依存症が発覚し、520人という驚愕の数字に直面することになります。
結婚の理想と現実
結婚前は、マジメで奥手な彼が理想的だと思っていたねむさん。ですが、夫の不倫と嘘が明るみになることで、夫が「家族」に執着する理由が次第に解き明かされていきます。ねむさんは、裏切りの連鎖に苦しみながらも、「それでも家族を続けるのか」という大きな問いに向き合うことになります。
壮絶な葛藤
この作品の魅力は、シリアスな内容の中にあるリアルな描写です。病児を育てる中で感じる孤独、そして信じていたパートナーからの裏切りという二重の苦しみ。ねむさんの苦悩に寄り添うことで、読者は彼女の選択に共感を覚え、続くストーリーに引き込まれていくことでしょう。
作品の重要性
本書は、家族という絆がどのように試されるのかを考えさせられる作品でもあります。共感を集めるテーマを扱うKADOKAWAの「LScomic」レーベルから新たに登場するこのエッセイは、多くの人にとって心の支えとなるはずです。
全国書店で販売予定の本書は、160ページのコンパクトなサイズながら、深いメッセージを伝えてくれます。私たちにとって家族とは何か、また愛情とはどのように表現されるべきかを問いかける一冊となっています。ぜひ手に取って、彼女の物語を体感してください。