老舗和紙製品メーカー谷口松雄堂のSNS戦略の成功事例

京都の老舗企業、谷口松雄堂の取り組み

京都に根ざした歴史ある和紙製品メーカー、谷口松雄堂は、創業から100年以上の実績を誇ります。日本の伝統を守りながら、現代のニーズに合わせた製品を提供しており、御朱印帳や扇子、巻物など多岐にわたる商品を展開しています。しかも、そのSNS活動は注目を集めており、最近ではInstagramやYouTubeを活用して国内外の多くのファンを獲得していますが、特にYouTubeでの成果に悩んでいました。

課題とその背景

谷口松雄堂は、SNS総フォロワー数が約80万人にも達するものの、YouTubeの登録者数が期待外れな状態でした。InstagramやTikTokは順調に成長している一方で、YouTubeだけが伸び悩んでいる状況でした。特にInstagramからYouTubeへの移動過程では多くのユーザーが離脱してしまうという問題があり、ユーザーを効果的に誘導するための施策が必要とされていました。

エルグラム導入の決め手

その解決策として導入されたのが、株式会社ミショナが開発したInstagram自動化ツール「エルグラム」です。このツールの中でも特に注目されたのが、自動DM機能です。この機能により、ユーザーの興味を引いたタイミングで自然にコンテンツにつなげることが可能になりました。

例えば、折り紙の折り方に関心のあるユーザーに対して、直接的に「フォローしてください」というのではなく、DMを通じて自然に折り方の動画や関連情報を提供できるというスタイルが採用されました。

エルグラムの活用事例

谷口松雄堂は、エルグラムを次のように活用しています：

- コメント起点の自動YouTube誘導

リール投稿で折り紙の一部を紹介し、「気になる方は『封筒』とコメントしてください」と呼びかけ、コメントしたユーザーには自動DMで関連情報を案内しました。これは、自然な流れでの誘導を実現しました。

- 多言語対応による国際展開

海外のフォロワーが増えていることを受け、日本語に加え英語のDMを設定。英語でコメントしたユーザーには即座に英語でDMが送信され、国際的な交流も活発化しました。

導入後の成果

エルグラム導入によって、谷口松雄堂は目を見張るような結果を達成しました。具体的には、フォロワー獲得数が導入前の約100倍に増加し、YouTubeの登録者数も急増しています。また、再生数も大幅に増加し、SNSの運用において顕著な改善が見られました。

例えば、単体投稿「超簡単ハートの封筒」リールでは、4,275人の新規フォロワーを獲得しました。

今後の展望

谷口松雄堂は今後もエルグラムを使って「認知→共感→行動」という理想的なマーケティングフローを実現し、和紙製品の魅力をさらに広めていくことを目指しています。SNSを通じて、より多くの人々にその伝統と技術の魅力を届け、より深いファンとの関係を築いていくでしょう。

エルグラムについて

エルグラムは、Meta社の公式APIを活用したInstagram自動化ツールで、製造業からクリエイターまで幅広い業種に対応しています。様々な機能を駆使して、Instagramの運用を一層効率的に行うことが可能です。

詳しい導入事例や機能については、公式ウェブサイトやインタビューを通じて確認できます。