イチジク栽培の実験
2025-07-07 09:16:16

新潟のイチジク栽培で注目の実証実験、試験規模が拡大!

新潟市のイチジク栽培の実証実験



新潟市では、都心に本社を持つアクプランタ株式会社が「農園Home」と協力し、イチジクの栽培に関する実証実験を行っています。この取り組みは、昨シーズンの成功に基づいており、試験区画をさらに拡大することが決まっています。

イチジク栽培の現状



農園Homeでは、約1ヘクタールの圃場で約1,600本のイチジクが栽培されています。昨シーズン、一部の木に使用された高温・乾燥耐性資材「スキーポン」の効果が実感され、樹勢が改善されたことから、今年はより広い範囲での実験が進められます。

イチジクは水分管理が難しく、外的ストレスに非常に敏感です。このため、適切な管理が求められる作物ですが、ストレスを感じると葉の数が減少したり、葉色が悪くなったりすることが観察されています。ただし、新潟県は豪雪地帯であり、夏から秋にかけての栽培が行われるため、高温や乾燥に対するリスクも意識されています。

スキーポンの効果



「スキーポン」は、酢酸の力を利用した農業資材であり、高温や乾燥への耐性を向上させる機能があります。この資材を使うことで、植物の水分保有量を改善し、ひいては収量と品質の安定に寄与することが期待されています。特に新潟のような気候条件下では、イチジクの栽培がより効率的に行える可能性があります。

実証実験の今後



試験区画を拡大することで、イチジクの成長に与えるスキーポンの効果をより正確に把握できる見込みです。これにより、今後の栽培方法や管理方法に関する貴重なデータが得られることが期待されています。アクプランタは、新潟のイチジク栽培の未来に向け、引き続き注力していく意向を示しています。

アクプランタ株式会社について



アクプランタは、2018年に設立されたアグリバイオスタートアップで、理化学研究所の研究員であった金鍾明代表取締役社長が創業しました。高温や乾燥への耐性を強化するための酢酸を活用した資材「スキーポン」の開発を行い、国内外での実証実験に取り組んでいます。これにより、持続可能な農業への貢献を目指し、気候変動への対応策を提供しています。

国内ではJAふじ伊豆や各県の農業試験場と連携しており、受賞歴も豊富です。今後もさらなる研究と開発を進め、農業の未来に向けてのイノベーションを推進していくことを目指しています。

まとめ



新潟市でのイチジク栽培実証実験は、気候変動を考慮した先進的な取り組みであり、スキーポンの効果に期待が寄せられています。この実験がこれからの農業の質を向上させ、持続可能な農業への道筋を作ることに繋がるでしょう。アクプランタのさらなる活動に注目が集まります。


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会社情報

会社名
アクプランタ株式会社
住所
2-16-9ちどりビル3F
電話番号
03-4405-1625

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