セルリアンタワー東急ホテルの福田総料理長が国家勲章を受章し文化交流を念頭に活動

フランス共和国国家功労勲章を受章した福田順彦総料理長

2025年1月31日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルの総料理長である福田順彦氏が、フランス政府より「フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエ」を授与されました。この栄誉ある受章は、フランスにおけるガストロノミーや文化交流への多大な貢献が評価された結果です。

受章の背景と評価ポイント

福田総料理長の功績は、いくつかの重要なポイントに分けられます。まず第一に、彼は「フランス料理を通じたフランス・ガストロノミーおよび文化への貢献」が評価されました。これは簡単な道のりではなく、多くの経験と努力を必要としました。次に、福田氏の情熱は「古典に忠実でありながら創造性の高い革新的な料理技術の追求」にあります。フランス料理の伝統を守りつつ、新たな挑戦を続ける彼の姿勢には支持が集まっています。

また、彼は「世界に通用する後進を数多く育て上げる力」を持っており、特に食文化に尽力する採用活動が評価されました。さらに、業界団体への積極的な働きかけによる日仏文化交流の促進も大きな貢献と認識されています。

福田順彦の受章コメント

受章式では、福田氏が感謝の意を表明しました。「この名誉を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。私の受章は、東急チームの仲間たちの団結力の証として捉えています」と述べ、彼個人だけでなく、チーム全体の功績であることを強調しました。

彼はまた、フランス政府や優れた生産者との出会いを感謝し、「未来への期待の証」としてこの勲章を受け取ったと語りました。「人を喜ばせる喜び」という教えを胸に、より多くの人々にフランス料理を通じて感動を届けることを誓いました。

福田順彦の職務経歴と活動

福田氏は、2001年にセルリアンタワー東急ホテルの総料理長に就任以来、多くの実績を上げています。彼は、モダンでありながら日本の伝統を融合させた料理を提供し、顧客の高い支持を受けています。日本各地の著名な料理人や文化人とのコラボレーションを行うなど、幅広い活動で文化交流にも多大な影響を与えています。

2017年には日本エスコフィエ協会の第7代会長に就任し、2018年にはフランス共和国から農事功労章オフィシエを受章するなど、国際的に活躍しています。2025年の国家功労勲章受章は、その集大成としての重要な一歩と言えるでしょう。

セルリアンタワー東急ホテルの特色

セルリアンタワー東急ホテルは、渋谷駅から徒歩5分の場所にあるオールラウンドなホテルであり、404室の客室と11の多彩なレストランがあります。美しい眺望を楽しむ中で、心温まるおもてなしと共に、フランス料理の魅力を体感できる貴重な空間を提供しています。ホテルの公式ウェブサイトからは、詳細な情報や予約が可能です。

この受章を機に、福田総料理長がますます活動を広げ、フランス料理の素晴らしさを日本国内外に広めていくことが期待されます。