インパクト雇用の展望
2025-03-05 11:36:10

シングルマザーや障害者も輝ける未来を探るイベントの開催

シングルマザーや障害者も輝ける未来を探るイベントの開催



2025年2月13日、非常に重要なイベントが大阪市のQUINTBRIDGEで行われました。この日は、株式会社オリィ研究所と一般社団法人グラミン日本が共同で「移動困難者のインパクト雇用の解決策を共に考えよう!」というテーマのもと、多様性と人的資本経営を結びつける新たなビジネスモデルについて議論しました。

イベントの背景



現在、社会全体で多様性の尊重が求められる時代となっており、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)や人的資本経営が注目されています。しかし、すべての人が平等にその恩恵を受けられているわけではなく、特にシングルマザーや障害・難病を抱える人々に対する雇用機会は依然として少なく、潜在能力を活かす余地が限られているのが現状です。このような問題を解決するために、インパクト雇用という新たな取り組みが生まれました。

イベントの内容



このイベントでは、数つのセッションを通じてインパクト雇用の多様な側面が探求されました。

第1セッション:「インパクト雇用とは」


グラミン日本の中川理恵氏によるプレゼンテーションでは、インパクト雇用の概念と人的資本経営との関係が詳しく説明され、特に海外の成功事例が紹介されました。

第2セッション:「グラミン日本の取り組み」


中川氏と上村あかね氏は、グラミン日本の具体的な取り組みについて紹介し、インパクト・ソーシングの成功事例を共有しました。これにより、聴衆は具体的な活動をトレースしやすくなりました。

第3セッション:「オリィ研究所の取り組み」


オリィ研究所からの加藤寛聡氏と小泉萌氏は、同研究所の基本理念と移動困難者を支援する事業について詳しく説明しました。特に、分身ロボット・OriHimeの活用例が注目を集め、リモートワークの可能性が示されました。

第4セッション:グループディスカッション


質疑応答の後、参加者たちは移動困難者の雇用創出に関わる課題や解決策を考えるグループディスカッションに参加しました。このセッションには、移動困難者も分身ロボットを介して参加し、遠隔での意見交換が行われました。参加者からは、「移動困難者が学校で先生をする」、「保育園で子どもたちの話し相手になる」など具体的なアイデアが出されました。

参加者の声


参加者からは、「無関心を改める重要性」や「インパクト雇用の認識を広める必要性」が強調されました。また、インパクト雇用を実現するためには、社会全体での理解と協力が不可欠であるとの声も挙がりました。

今後の展望


オリィ研究所とグラミン日本では、今回のイベントを契機に、移動困難者への支援を拡充し、インパクト雇用を更に広めていく意向を示しています。彼らの努力が明るい未来へと繋がっていくことでしょう。

それぞれの組織について


  • - グラミン日本は、生活困窮者へのマイクロファイナンスを通じて自立を支援する団体で、持続可能な社会の実現を目指しています。
  • - オリィ研究所は、移動困難者が社会で輝けるよう、技術を駆使した新たなサービスの開発に取り組んでいます。

このように、多様な人材が活躍できる場を創造するために、個々の団体が果たす役割はますます重要となっています。私たち一人一人の意識を変えることが、未来を明るくする第一歩になるのです。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
株式会社オリィ研究所
住所
東京都中央区日本橋本町3-8-3日本橋ライフサイエンスビルディング3
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。